うるま市議会 > 2020-09-29 >
09月29日-08号

  • "主体"(/)
ツイート シェア
  1. うるま市議会 2020-09-29
    09月29日-08号


    取得元: うるま市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-03
    令和2年9月第142回定例会          第142回うるま市議会(定例会)会議録                (8日目) 令和2年9月29日(火)                  (10時00分 開議)出席議員(29名) 1番 仲 本 辰 雄 議員    16番 国 吉   亮 議員 2番 真栄城   隆 議員    17番 仲 程   孝 議員 3番 藏 根   武 議員    18番 又 吉 法 尚 議員 4番 伊 盛 サチ子 議員    19番 下 門   勝 議員 5番 金 城 加奈栄 議員    20番 喜屋武   力 議員 6番 荻 堂 盛 仁 議員    21番 大 屋 政 善 議員 7番 兼 本 光 治 議員    22番 幸 地 政 和 議員 8番 佐久田   悟 議員    23番 中 村 正 人 議員 9番 平 良 榮 順 議員    24番 大 城   直 議員 10番 伊 波 良 明 議員    25番 松 田 久 男 議員 11番 天 願 久 史 議員    26番 德 田 政 信 議員 12番 國 場 正 剛 議員    28番 宮 城 一 寿 議員 13番 幸 喜   勇 議員    29番 東 浜 光 雄 議員 14番 比 嘉 直 人 議員    30番 宮 里 朝 盛 議員 15番 伊 波   洋 議員欠席議員(1名) 27番 名嘉眞 宜 德 議員説明のための出席者 市長     島 袋 俊 夫    こども部長   金 城 妙 子 副市長    上 間 秀 二    市民部長    平 良 一 雄 教育長    嘉手苅 弘 美    経済部長    佐久川   篤 企画部長   金 城 和 明    都市建設部長  目取真 康 史 総務部長   宮 城 為 治    都市建設部参事 浜 田 宗 賢 福祉部長   当 間 重 俊    消防長     諸見里 朝 弘 教育部長   赤 嶺   勝    指導部長    盛小根   完事務局出席者 議会事務局長 長 嶺   斉    副主幹兼    兼 城 智 治                   議事係長 議事課長   新 垣   哲    調査広報係主事 長 嶺 由 樹 副主幹兼   金 城 彰 悟    議事係主任主事 伊 波 信 也 調査広報係長議事日程第8号 第1.会議録署名議員の指名 第2.一般質問会議に付した事件 議事日程に同じ ○議長(幸地政和) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第8号のとおりであります。 △日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、金城加奈栄議員、兼本光治議員を指名します。 休憩します。  休 憩(10時00分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時02分) ○議長(幸地政和) 再開します。 △日程第2.これより一般質問を行います。  発言時間は、当局答弁を含まず30分以内です。通告がありますので、順次発言を許します。真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) おはようございます。議長、休憩をお願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(10時03分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時04分) ○議長(幸地政和) 再開します。 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 改めまして、おはようございます。新政・公明会派、真栄城隆であります。議長の許可を得ましたので、今回4項目の質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず質問の1点目、各種予防接種健康診査実施についてであります。緊急事態宣言下において、各種予防接種や健康診査の受診率減少が危惧されております。今月はがん征圧月間となっておりますが、公益財団法人日本対がん協会の調べによりますと、今年は新型コロナウイルスの影響で健診を受ける人が例年より3割以上減ることが見込まれております。本日のNHKの報道でも健康診断が減少しているという報道があったばかりであります。本市でも様々な予防接種や健康診査に影響していると思われますが、本市の状況についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) おはようございます。それでは予防接種事業につきまして、こども部よりお答えいたします。 令和2年4月の定期予防接種者数は、対前年度比で約2割下回っておりましたが、5月以降は接種者数も増加しており、7月時点での接種者数は、前年度並みとなっております。また成人男性の風しん抗体検査は、前年度並みの実施数、高齢者肺炎球菌予防接種の7月時点での接種者数は、前年度を上回っております。 また、乳幼児健康診査につきましては、7月末時点の受診率は、対前年度比で約2割下回っております。4月、5月と8月には、合せて24回の健診が延期となりましたが、新たな健診日程を再設定し、未受診者に対して順次案内を行っております。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) 続きまして、市民部における健康診査の受診状況をお答えいたします。 今年度と昨年度の8月時点における各種健診の受診者数は、昨年度の特定健診受診者数が2,426人に対し、今年度は1,025人と、1,401人の減少となっております。また75歳以上の長寿健診においては、昨年度が1,513人に対し、今年度は679人、834人の減少となっております。39歳以下の市民が受診できる生活習慣病予防健診は、昨年度が557人に対し、今年度は187人、370人の減少という状況であります。さらには各種がん検診についても昨年度に比べ受診者数は大幅に減じる想定をしております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 答弁ありがとうございました。 答弁前の殺菌消毒回数を減らすため、ここからは、こども部へまず一連の質問を行い、その後、市民部へ質問を行ってまいりますので、よろしくお願いします。ただいまのこども部長の答弁では、予防接種に関しては前年度並みに回復したとのことで、一安心しております。病院内でのコロナ感染を恐れて予防接種を控える市民が増えるのではないかと危惧しておりました。高齢者肺炎球菌予防接種の増加は、当局の案内強化によって、認知が広がった結果だと思っております。予防接種事業の取組を引き続きよろしくお願いいたします。 答弁では5月以降、接種者が増加したとありましたが、具体的に3密を避ける工夫についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 予防接種事業は、委託先医療機関での個別接種となっておりますが、各医療機関においては、一般診療と予防接種の時間帯や場所を区別しており、また電話予約で待ち時間を減らすなどの感染対策を行っております。乳幼児健康診査につきましては、新型コロナウイルス感染症に係るうるま市主催イベント等実施ガイドラインを遵守し、実施しております。会場の換気の徹底、1回当たりの受診人数の管理、会場を分散して設定するなど、3密を避ける工夫を行っております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 今後の計画についてお伺いいたします。予防接種を確実に受けさせるためには、どのような取組が必要でありますでしょうか。また実施できなかった事業を実施するには、どのような取組が必要とされておりますでしょうか。 ○議長(幸地政和) こども部長。
    ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 予防接種につきましては、不要不急ではないこと、遅らせずに受けることが重要であることなど、市ホームページフェイスブック、LINEにて周知を行っており、沖縄県や医師会、保育所等関係機関と連携を図りながら、引き続き接種勧奨に努めてまいります。乳幼児健康診査につきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症に係るうるま市主催イベント等実施ガイドラインを遵守し、開催いたします。 延期しました健康診査や風邪症状等により受診が遅れている乳幼児への対応としましては、国からの通知により、通常の対象年齢、月齢を超えても受診可能としております。また受診までの間の対応として、対象時の成長発達の状況確認や子育てについて、保健師が電話による相談支援を行っております。そのほか乳児健康診査につきましては、9月1日より一部医療機関での個別健診を導入し、個々の状況に合わせて予約し、受診できる体制を整備しております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 乳幼児健診については、遅れても受診が可能としている配慮、ありがとうございます。乳幼児健診が遅れた場合、特に母親は不安が強くなりがちだと思います。電話でできる限りの寄り添う気持ちで接しますよう、お願いいたします。 続きまして、インフルエンザワクチンの接種を本市では50歳以上の市民に対し、助成を行うとのことですが、その要因をお聞きいたします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 本市におきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、インフルエンザ予防接種の助成拡充を10月より予定しており、助成対象を現行の65歳以上から50歳以上に拡充する予定でございます。拡充につきましては、一般社団法人中部地区医師会などからの要請もあり、その中には万が一ワクチンが不足となる場合に対象を選定する優先順位の考え方として、新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、特に50代以上の基礎疾患を有する方は、重症化するリスクが高いと示されておりましたので、重症化リスクがより高い年齢層の方への助成を予定しております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) この季節性インフルエンザの患者数は、例年全国で約1,000万人、単純にうるま市の人口比で1万人の市民がインフルエンザにかかってしまうおそれがあります。怖いです。このインフルエンザと新型コロナの陽性者の症状が似ているということは、大変危惧するところであります。このインフルエンザ新型コロナウイルスの初期症状は似ており、医療現場で混乱すると心配の声があります。今年は例年以上にインフルエンザ予防接種が重要となり、計画どおり接種が進行しますよう願っております。 続きまして、市民部へ質問いたします。先ほどの答弁では、各種健診の受診者数は想定以上の減少でありました。おそよ半分以下となっておりました。年齢階層順に並べると、高齢者の長寿健診は55%減、中高年の特定健診は58%減、若年層の生活習慣病予防健診は66%減と、年齢が下がるほど受診者数も減少しております。例年受診されている方々は、健康のためにも健診は大事、または受けたほうが安心できると思っております。しかしながら、健康のため健診に行ったら、新型コロナウイルスに感染するリスクがある。緊急事態宣言下では、不要不急の外出は控えろと説明もされております。受診率は当然のごとく下がっておりました。コロナ禍の中、健診を行っている現場は大変だと思っておりますが、具体的に3密を避ける対策はどのように行っておりますでしょうか。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 3密を避ける対策として、健診受診を完全予約制とし、30分で10人から15人程度の健診を実施することや、受診者の測定が終わるごとに機器類の消毒を行っております。また受付時の検温や手指消毒、待合所において受診者の間隔を十分にとることや、屋外に設けるなどの対策を取っております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 健診受診者数が遅れても一気に取り戻すための大量健診受診が実施できないということであります。健診受診者数を確保するための今後の計画はありますでしょうか。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 国・県の非常事態宣言が発出されていた期間には、感染防止のため各種健診を中止または延期をしている状況でございました。中止または延期した健診については、追加または他の健診会場へ振り替えて実施するよう、中部地区医師会と協議が整っております。今後においても集団健診会場において、新型コロナウイルス感染を防止するために、先ほど述べたような対策を継続しつつ、受診率向上を図りたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 本年2月の議会で、本市の健康寿命長寿化とのタイトルで質問をさせていただきました。その際、答弁いただいた内容で「1次予防とは、未病の状態で自らの健康を保持・増進することである」と答弁されております。長寿健診、特定健診、生活習慣病予防健診が微増傾向であることも回答されております。悪戦苦闘しながら積み上げてきた健診率向上が新型コロナウイルスによって無言のうち悪化させられております。75歳以上の高齢者一人一人の医療費、介護等の情報を一括把握し、地域の健康課題を整理、分析し、生活習慣病の重症化予防、介護予防策を実施することとなっており、本市においても次年度からその方針に基づき、75歳以上の高齢者に対し、健診後の保健指導や運動、栄養、社会参加などの健康を維持するための様々な事業を展開するべく準備を進めていく予定と答弁がありましたが、どのような状況になっておりますでしょうか。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施については、健康支援課、介護長寿課、国民健康保険課などの関係課において、令和3年度からの事業実施に向け、調整会議を重ねているところでございます。次年度において、健診結果を分析し、その後、実施計画を策定、その計画に基づき事業展開ができるよう協議を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 次年度コロナの影響がどのように色濃く残っているのか、予測はできないのでありますが、高齢者の介護予防は特に重要と思っております。事業が実施できますようお願いいたします。予防接種と健康診査が大きく落ち込んで、中長期的に市民の健康が大きく悪化するのではないかと大変危惧しているところであり、今回、質問させていただきました。今回は触れませんでしたが、急激に肥満が増えているのではないか。テレビの健康食品や健康器具CMの急増が目につきます。またドラマの俳優が急に太ったケース、ほとんど話題になりませんが、中長期的な医療費増大にならないか危惧しているところであります。しっかりアンテナを張って対処するようお願いし、この質問を閉じます。 続きまして、2項目め、うるま市e街ギフトについてお伺いいたします。地方創生臨時交付金を活用したプレミアム商品券は、50%ものプレミアム率、先日お会いした商工会会長も大変喜んでおりました。景気は客観的な数字や現実と乖離した資産経済もありますが、このコロナ禍の中では行政の施策が大きく影響するものと思っております。50%ものプレミアム率は、県内各自治体の中でも高く、地域経済活性化への本気度が商工会や市民へ以心伝心伝わることでありましょう。一方、今回県内の自治体で電子商品券を販売するのは初めての試みであり、注目されております。明後日10月1日からスタート予定の本市独自の「e街ギフト」について詳細をお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 本事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策における地域の事業者を支援するため、接触機会の減少するキャッシュレス化電子決済システムの推進を目的に、プレミアム率25%の電子プレミアム商品券「うるま市e街ギフト」を総額5億円発行し、地域の消費者の生活支援と購買意欲拡大等による地域経済の商業の活性化を図るため、うるま市キャッシュレス化推進事業により、電子プレミアム商品券の発行を行うこととしております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 再質問をさせていただきます。 従来の商品券は、印刷された現物でありましたので、作成コストはかかるものの、老若男女、誰でも利用できる長所があります。一方、電子商品券は紙で印刷された商品券が不要で、スマホ決済で簡単に文字どおりスマートに決済できるものと多くの人が認識しているところであります。スマホさえ所有している人は、簡単に利用できるもの。そこまでは分かっておりますが、実はそこからがよく分かりません。私がスマホで、うるま市e街ギフトを利用するには、どのようにすればよいでしょうか。70代、スマホ歴3か月の方にレクチャーする設定で御説明願います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) それでは御説明申し上げます。 まずスマートフォンと商品券購入時に必要なクレジットカード、御自分のメールアドレスを準備いたします。次にうるま市ホームページや、うるま市商工会のホームページにありますうるま市e街ギフトウェブサイト専用ページへいきます。次に氏名、住所、電話番号、メールアドレスクレジットカード番号等の登録を行います。登録が完了すると購入金額の選択ができます。5,000円、1万円、1万5,000円、2万円と選択でき、最大2万円までの購入が可能です。購入決定後に登録したメールアドレスへe街ギフトの個別ページへの案内が届きますので、選択するとQRコードが表示されます。お店で表示されたQRコードを提示し、専用端末機でチェックすれば支払い完了となります。今後、分かりやすく図示しながら登録できるよう、チラシ等や簡単な登録サイトへ進めるQRコードの配布の準備も進めているところでございます。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 大変分かりやすい説明でありました。ありがとうございます。経済部長、いい店員になれると思います。キャッシュレス化は本来、コロナ禍の起こる以前から、時代が要請する流れであり、海外と比較しても日本はかなり後進国でありました。日本でのキャッシュレス化が遅れた原因として、キャッシュレス決済可能な店舗が少ない、決済手段が乱立している、消費者のキャッシュレス決済に対する不安感などであります。便利さより不安が先行した結果、現金主義が根強い国民性になったと言われております。今回のコロナ禍で、逆にキャッシュレス決済が進捗すると予測されております。私も根強い現金主義者ですが、積極的にトライしていきたいと思っております。 次に株式会社沖縄銀行事業者向けQRコード決済システム「おきぎんStarPay」の加盟店舗が対象となっておりますが、加盟店舗数をお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 本事業は、本市がうるま市商工会に補助を行い、補助先であるうるま市商工会と沖縄銀行が業務提携を行い事業を実施しております。沖縄銀行が提供いたします事業者向けQRコード決済システム「おきぎんStarPay」の専用決済端末を導入しております、市内事業所は現在100社程度となっております。本事業では無償提供の専用決済端末を1,000台準備し、市内事業者の登録加盟店舗の募集促進に取り組んでいるところでございます。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 通常のプレミアム商品券では、対象店舗や購入者へのプレミアム特典も該当する市民限定、実施自治体内で経済循環を行うのが一般的であります。このe街ギフトは市民だけではなく、全ての県民が購入できるのが大きな特徴となっております。25%の特典を市民以外にも付与し、本市のお店を利用してもらおうという大胆な発想であります。しっかり私も応援していきたいと思っております。一方、スタートがあさってと迫っておりますが、登録加盟店が気になるところであります。現在、約100社の市内事業者との答弁でありましたが、どのような店舗でしょうか。また、今後、加盟登録候補の店舗はどのような業種となっていますでしょうか。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 現在、登録加盟店の募集をしているところでございます。対象外の事業者といたしましては、不動産業、チケット販売店、パチンコ店、風俗営業等の業種を営む事業者等は登録できませんが、それ以外の市内事業者であれば登録が可能になります。既に登録がある業種といたしましては、小売業、飲食業、美容サロン、旅行業等がございます。今後も登録店舗を増やすため、随時募集を行っております。また島しょ地域の店舗でも使用できるように、商工会職員が説明に訪れるなど、多くの事業所が登録できるよう進めているところでございます。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 決済ができる店舗数は成功の鍵を握る大事なファクターであります。多くの店舗が加盟し、活性化するよう願っております。既に今月スタートした政府のキャッシュレス決済サービスマイナポイント」についてお聞きいたします。ITが進む現在は、情報弱者やスマホ弱者と呼ばれる層が現出しております。偏った情報だけに囲まれる情報の囲い込みの問題はありますが、同じキャッシュレス決済であるため、少し名前が違うことや金額、対象も異なっていると思います。明確に違いを示さないと市民、県民、事業者も混乱してしまいます。そこでマイナポイントについて御説明願います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 総務省において実施しておりますマイナポイント制度は、マイナンバーカード及びキャッシュレス決済サービスの普及促進を図るため、マイナンバーカードを登録している方を対象に、1人当たり上限5,000円のマイナポイントを付与する制度となっております。マイナポイントは全国・沖縄県内の加盟登録店舗等で利用可能となっておりますが、うるま市e街ギフトは、マイナンバーカードの登録がなくても使用できる点と市内の加盟登録店舗等のみで利用が可能となる点の違いがあると認識しております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 説明ありがとうございます。マイナポイントは今月から既にスタートしておりまして、テレビCMもかなり露出しております。e街ギフトが埋没してしまわないか少し心配しているところであります。e街ギフトの告知方法ですが、どのように行っていくのか、お聞きいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 e街ギフトの告知方法でございますけれども、9月28日に沖縄タイムス、琉球新報の両紙へ広告を出させていただいております。また10月広報紙への掲載や、市商工会、株式会社沖縄銀行の各ホームページでの掲載、市役所内のコミュニティビジョンでの放映や、市近郊の沖縄銀行内でのデジタルサイネージにおける広報、またユーチューブ、LINE、ツイッター等のSNSを活用した広報活動を進めているところでございます。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) スマートフォン電子決済サービスから口座預金が勝手に引き出される詐欺事件が問題になっておりますが、e街ギフトのセキュリティーは大丈夫でしょうか。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 議員から御質問の件に関しまして、私どもも沖縄銀行のほうに確認をとらせていただきました。e街ギフトは、最近詐欺としてニュースとなっている銀行口座からの引き出しとは違い、クレジット会社への登録となりますので、各クレジット会社の確かなセキュリティーを経由することになりますので、同様なケースはかなりの確率で起きにくいという御返事をいただいているところでございます。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) ありがとうございます。自動車社会において移動を制約される人を交通弱者と称されますが、情報の入手や利用が困難な人は情報弱者と呼ばれているそうであります。先ほど優秀で分かりやすい説明のスマホショップ店員を演じていただきましたが、うるま市e街ギフト成功のヒントだと思っておりますので、本市の経済活性化につながりますよう力を入れていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、項目3点目、うるま市専門家等活用支援助成金についてお伺いいたします。本市の新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業、小規模事業者が中小企業診断士、社会保険労務士等の専門家を各種助成金申請や相談等で活用し、生じた費用に対し、予算の範囲内において、うるま市専門家等活用支援助成金を交付しております。これまでこの制度を利用した件数等についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、各種助成金の申請、相談等で専門家を活用し生じた費用に対し、助成金の支払いを行っております。これまでに制度を利用した件数については、9月11日時点で申請件数が89件、事業者数が66件となっており、そのほとんどが各種助成金の申請相談やサポートとなっております。その他の相談内容としては、労務管理に関することや経営に関すること、事業計画の見直しなどの相談となっております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 助成金の申請相談のほか、労務管理や経営相談も助成するとのことで、中小企業、小規模事業者が多い本市にとって最適な制度だと思っております。助成期間が本年4月から来年2月までとなっており、ちょうど中間時期を過ぎましたので、数点お聞きしたいと思っております。 まず、助成金額についてでありますが、1件当たり上限3万円、1事業者3回まで受けられるとあります。この金額が果たして十分なのか、適正なのか、お聞きいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 上限3万円と設定をした理由といたしましては、うるま市商工会における専門家派遣への講師謝礼金として3万円という規定があること、また近隣市町村が行っている同じような支援事業も参考にしながら検討した結果を基に、上限3万円となっております。そのようなことから新型コロナウイルス感染症の流行により、経営的に影響を受けた本市の中小企業、小規模事業者等に対し、上限3万円の助成金は適正な金額だと考えております。また1事業者3回まで受けられる事業となっておりますので、市内事業所がより多く活用していただけるよう、引き続き事業の周知に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 各種助成金とは様々な対策において、国や県などの実施するものが様々ありますが、具体的にどういったものを指しているでしょうか。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 各種助成金とは、国が実施する持続化給付金、家賃支援給付金、雇用調整助成金、両立支援等助成金、または沖縄県が実施する支援給付金や奨励金など新型コロナウイルス感染症対策として実施している助成金となっております。また別事業となっておりますが、市内の中小事業者が事業を継続するために商工会と協力し、国の持続化給付金や沖縄県の支援給付金などの申請サポート支援を行う給付金サポート窓口事業もいちゅい具志川じんぶん館にて行っており、申請サポート件数としては、令和2年9月14日時点で777件となっております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 答弁ありがとうございます。今、答弁いただいた各種助成金はごく一部だと思っておりますが、本市のホームページに案内している企業、事業者向け支援情報では、小学校休業等対応助成金、感染症拡大防止対策奨励金等も示されております。 続いて専門家側をお伺いいたします。中小企業診断士や社会保険労務士等とのことですが、ほかにはどのような専門家の方がいらっしゃいますでしょうか。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の流行により、経営的に影響を受けた本市の中小企業、小規模事業者がコロナ対策等の各種助成金の申請、相談等で中小企業診断士や社会労務士等の専門家を活用し、生じた費用に対し、予算の範囲内で助成金を交付すると要綱で定められております。議員から御質問のあります中小企業診断士や社会保険労務士以外には、行政書士や税理士といった専門家も該当することになります。ちなみに各種助成金の申請相談サポートについては行政書士、税に関する相談などについては税理士となっております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 新型コロナで影響を受けているのに、各種助成金の申請を行わない方には、申請の複雑さや聞きなれない用語に断念する方が大勢いらっしゃいます。この専門家等活用支援はすごく有効だと思っておりますので、しっかり市民の皆様に告知していただき、利用者の方を増やしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 では最後に4点目、市産品のトイレットペーパー「うるま紙」の活用についてお伺いいたします。本市には県内唯一の家庭紙製造会社があります。昭和42年創立、トイレットペーパーやタオルペーパー、板ちり紙、ウチカビ等を製造する事業所であります。創業から50年以上続く同社は、現在100%県内発生古紙を使用した生産を行っております。環境保護、資源保護、ごみ減量化の観点から、紙のリサイクルを行っている事業所は大きな重責を担っております。持続可能な開発目標SDGsのPlanet、地球環境分野にも属している事業であります。本市が合併した15年前、記念に商品化された「うるま紙」が製造販売されております。まず本市の公共施設でのうるま紙使用施設を伺います。 ○議長(幸地政和) 総務部長。 ◎総務部長(宮城為治) それではお答えいたします。 総務部が所管する庁舎においては、環境に配慮した再生紙を使用した製品であることや、市内企業育成の観点から、施設内利用の全てを議員から御案内の市産品トイレットペーパーであるうるま紙を使用しております。庁舎以外の施設について調査したところ、体育施設、地区公民館、図書館、小学校、中学校、幼稚園、自治公民館など、65の施設において市産品トイレットペーパーのうるま紙が使用されておりまして、昨年度の年間購入数としましては、約6万3,800個で、購入金額は約580万円となっております。なお、水道庁舎や消防本部、消防署では同じ製造会社の別の銘柄のトイレットペーパーを使用している状況でございます。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 多くの施設調査を大急ぎ、かつ丁寧に調べていただき、大変ありがとうございます。総務部所管外には多くの施設があるにもかかわらず調べていただき、ありがとうございました。正直驚いているところであります。尽力していただいたおかげで、庁舎施設内は全てうるま紙を使用しており、当然という思いとほっとする思いでもあります。 次に学校教育現場での使用についてお伺いいたします。那覇市、浦添市、宜野湾市の小・中学校では、年間契約の入札方式を採用、優良県産品として推奨されたものを積極的に活用する方針を掲げています。ここに優良県産品ガイドがありますが、本市製造会社で作られた製品が掲載されております。3市が採用する根拠となっております。さらなる長所として、一括契約をすることで、学校職員の負担軽減にもなるのではないかと思っております。本市でも今後、入札方法を検討すべきとの声がありますが、いかがでしょうか。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 那覇市、浦添市、宜野湾市とも入札等により単価契約を行っており、各学校は必要に応じて業者に発注し、納品してもらっていると伺っております。市内小・中学校では消耗品等購入に関しては、地元企業の育成及び本市の経済活性化を図るため、市内業者を優先的に活用することを推奨しておりますが、入札は行っておりません。市産品のトイレットペーパーうるま紙の活用につきましては、市内関連業者等の活用を含め、今後、各学校に周知を図っていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 答弁いただきました市内業者優先活用の推奨、私も大変同意するところであります。先ほどお聞きしたうるま市e街ギフト地域経済活性化の目的とも符合しております。現在、執行部や教育関係者の努力により、市内各小・中学校の大半の学校が本市の事業者から購入しています。市外業者から購入している学校は、わずか3校にとどまっております。既にほとんどの学校が市内業者発注となっていることから、那覇市、浦添市、宜野湾市の入札方式を導入すべきではないでしょうか。さらに申し上げるとリサイクルの実践教育として、改訂中の本市小学校社会科副読本で教材となっている点や、コロナ禍で中断している社会学習でも長年協力いただいている市内業者であります。私もおよそ約半世紀前になりますが、工場見学に行ったことを覚えております。本来、那覇市などの3市に先駆けて、本市が優先使用すべきだと思っております。再度当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 他市のような入札方式をうるま市の学校へ導入するには、うるま市の広範囲な市域に点在する学校配置等の点から、各業者の各学校への配達等の負担も含め難しいのではないかと考えております。市産品のトイレットペーパーうるま紙の活用につきましては、地域経済の活性化、市内業者優先の方針等も含め、各学校への周知徹底を図っていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) 本市の広範囲な地形は、単一方法が取りづらいとのことですが、例えば遠隔地の学校ならば納品期日の猶予や、在庫期間を長めにとる方法も解決法ではないかと思っております。 最後に経済部長にお聞きします。市産品トイレットペーパーうるま紙は、うるま市プレミアム商品券発行事業での購入について可能かどうか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 今回のうるま市プレミアム商品券発行事業については、商工会が市補助金を活用し、実施している事業となっており、現在商品券取扱店募集及び登録を商工会で行っているところでございます。御質問の今回のプレミアム商品券で、うるま紙を購入するためには、取扱っている店舗が加盟店登録を行っていただければ購入可能ということでございます。 ○議長(幸地政和) 真栄城隆議員。 ◆2番(真栄城隆議員) うるま市名産品等選定委員会が選定した「うまんちゅぬ うるまぬすぐりむん」にも「うるま紙」が選ばれていることをアピールし、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(10時54分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時13分) ○議長(幸地政和) 再開します。 次の質問者、又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 議長、休憩をお願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(11時13分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時14分) ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 皆さん、中途半端な時間なので、おはこんにちは。一般質問18番目、又吉法尚です。類似した質問もあるかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。 1番目、まことかわさきこども園についてであります。今年度4月から川崎幼稚園から認定こども園へ移行したまことかわさきこども園について、現在の運営状況を確認したく、今回取り上げております。どうぞよろしくお願いいたします。まず初めに、認定こども園移行説明会において、来る10月からゼロ歳、1歳、2歳児、6人、12人、12人、計30人の保育が開始可能だと説明を受けましたが、現在の仮設園舎工事の進捗状況及び募集定員状況について伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 まことかわさきこども園の仮設園舎の整備につきましては、7月中旬より進めており、10月開所予定でございましたが、台風の影響により進捗が遅れており、12月からの受入れとなる予定でございます。その定員につきましては、ゼロ歳児が6人、1歳児が12人、2歳児が12人の計30人を計画しております。また園児の募集につきましては、仮設園舎の確実な開所時期や、職員の確保状況を最終確認し、11月頃よりホームページ等を含め、募集を行う予定でございます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 11月頃から募集と説明を受けました。質問をします。ゼロ歳、1歳、2歳児、30人増により保育士をさらに6人から8人必要としていると私は確認しておりますが、現在の採用状況を伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 保育士の採用状況につきましては、面接等を重ね、必要人員は確保できている状況でありますが、現場の安定した運営のため、あと2人程度は追加で採用を予定していると伺っております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 続きまして、こども園開園に当たり、こちらも説明会の中で、地域優先で待機児童を解消すると聞いておりますが、川崎小学校区の現在の待機児童数について伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 川崎小学校区の待機児童数につきまして、4月1日現在、1歳児が3人、2歳児が1人となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) こども園は今、3歳、4歳、5歳ですので、1歳児、2歳児は募集がかかって、また入れたらいいと思います。私が質問したいのは、そういう内容ではなくて、少し再質問したいと思います。私の知り合いで年長5歳児ですが、まことかわさきこども園に入れず、近くのこども園や認可保育所に入っている児童が何人かいます。もちろん保育の状況を満たしているから、ほかの園へ入所しているわけですが、地域優先と募集しながら入れなかった。「川崎幼稚園なら普通に入園していたのに」と保護者から相談がありました。また現在キャンプ・マクトリアス内からこども園へ通っている児童もおりますが、基地内に住んでいる保護者の就労確認はどうしているのでしょうか。地域優先の基準をいま一度伺うとともに、本来なら入所している地域内の5歳児についての考え方、また基地内の児童の入所の考え方を併せて伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 川崎小学校区内の児童が優先的に入所できるケースといたしましては、5歳児にかかわらず、1号認定の児童が優先となります。保育を必要とする2号認定児童や3号認定児童につきましては、通常の保育所と同様な選考基準により、入所が決定されることとなっております。また子ども・子育て支援新制度に基づく、支援の対象児童は、日本国籍の有無、戸籍、住民登録の有無にかかわらず、居住の実態があれば米軍基地内に居住する場合を含め、対象となっているため、入所申込みができることから受付を行っております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。
    ◆18番(又吉法尚議員) 部長、答弁は要らないのですが、今、こども部長の説明では、1号認定の児童が優先であると。1号といえば、今までの幼稚園のようにお父さん、お母さんが仕事をしていなくても入所できるわけです。午後2時まで見るとか。それが優先となっていると。私の知り合いは、両親とも仕事をしていまして、それで近くのこども園や保育所に、川崎幼稚園を希望したけれども、入れなくて移動しております。これは国の制度だから仕方ないのかと思います。問題は次です。日本国籍の有無、戸籍、住民登録にかかわらず、住居の実態があれば基地内を含め5歳児は全て入れると。うるま市は基地をたくさん抱えています。キャンプ・コートニーやキャンプ・マクトリアス、基地に住んでいる5歳児の親がみんなで日本語を覚えるためにこども園に入れようとなった場合、地域の元々通っていた子供たちはあふれ出るのです。これは国の制度だから仕方ないのかと思いますけれども、もしこういうことが今後起きないように、うるま市独自の何か、元々地域の通っていた幼稚園、小1ギャップもありますから、その辺の対応方が次できたらいいのかと思っています。今はそういう事態は起きていません。本当に少人数の子しか通っていませんので。 次に行きたいと思います。よろしくお願いします。続きまして、旧幼稚園園舎解体工事の日程を伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 旧川崎幼稚園園舎の解体工事の日程につきましては、本体工事に含めて、現在入札準備を進めているところであります。受注業者との契約後に詳細な調整となりますが、令和3年1月末までに解体工事が完了する計画でございます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) (5)新園舎で運営をスタートするのが、来年、令和3年10月頃と伺っておりますが、その際に、不要となる旧幼稚園で使用していた椅子、テーブル等、また使える備品が多数出ると思いますが、それを地域の子ども食堂や公民館等への提供が可能なのか伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 新園舎の完成に合わせ新たな備品等の購入を予定していると伺っております。その際には状況に応じて、できる範囲内で地域の子ども食堂や公民館等へ椅子、テーブル等の備品関係の提供について協力していきたいとの回答をいただいております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 元々川崎幼稚園で使っていた備品を無償提供しているわけですから、新品を購入した際には、また地域に還元してくれたらいいのかと思います。よろしくお願いします。 続けます。現在行われているこども園仮設園舎工事の作業開始時間、警備員配置時間等について、いま一度確認します。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 こども園園舎整備工事の作業開始時間や警備員配置等につきましては、学校関係者や事業者と連携を図り、児童の登下校時間帯などを考慮し、8時30分までは車両の乗り入れ等を行わない工程とし、工事状況によっては交通誘導員を増員するなど、安全確保対策を十分に施すよう調整してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) こども部長、今、答弁にもありましたとおり、一番は安全対策なのです。私、2学期に入りまして、7時15分に作業車が入ろうとしたのを私が止めたことがあります。警備員に確認したら、生徒が登校する前に入れたら大丈夫ではないかとか、中途半端な答えでしたので、確認してくれと伺って、8時半後に入れた例もあります。最近では仮設園舎を建てるためにクレーン車、何メートルあるか分からないですけれども、30メートルぐらいあるのかな。立てたまま帰宅し、その後また次の日、作業日程があるからクレーン車をしまわずに、そのまま作業を続けていました。執行部に危ないと言ったら、次の日はおさめていたのですけれども、やはり安全を第一に考えての作業ですので、ぜひ連携をとって、よろしくお願いしたいと思います。 2番目、中頭地区内小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策に関連する事項についてであります。去る7月19日、中頭地区内小学校において、児童が新型コロナウイルスに感染したという情報を受け、SNS上でいろいろな噂が飛び交いました。保護者の中には〇〇先生はその小学校に子供を通わせているから学校に来させないでくださいといったクレーマーに近い過敏な人もおり、学校現場は混乱しておりました。まずは現在までの中頭地区内における小・中学生の感染状況と、そしてうるま市全体の感染者数及び年代別状況、小・中学生には感染者はいるのか、併せて伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 9月14日現在、新型コロナウイルス感染症陽性者の状況は、西原町を除く中頭地区全体で562人、そのうち10代が24人、10歳未満が24人となっております。またうるま市全体の感染者数は112人、そのうち10代が4人、10歳未満が1人となっております。うるま市では10代の4人のうち1人が小学生であるとの報告を受けております。当該児童が通う小学校では、陽性が確認されたのが8月1日から10日までの夏休み期間中であり、当該児童の登校もなく、他児童及び教職員との接触も確認されなかったことから学級閉鎖の措置は取っておりませんでした。しかし、学校からは全保護者に対し、文書により感染者発生の事実を伝えるとともに、感染予防には互いを思いやる気持ちと行動が大切であることを伝え、理解を求めております。なお、当該児童はその後回復し、学校復帰しているとの報告を受けております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) うるま市では1人の児童が感染して回復したと、今現在はいないという状況が確認できました。 続きまして、万が一感染者がまた出た場合、各学校の対応、学校再開ガイドラインについて伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会では、沖縄県教育委員会が作成した県立学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインを参考に、うるま市独自のガイドラインを作成しております。本ガイドラインでは、感染者が発生した学校においては、まず保健所や学校医等と連携した上で、濃厚接触者の特定や消毒に要する5日間程度は臨時休校にすること。その際、消毒作業については、72時間放置した後に、1日から2日間で行うこと。感染者や濃厚接触者の状況を総合的に判断した上で、出席停止とする者の範囲や臨時休校措置等について決定すること。学校等欠席者・感染症情報システムへの入力により、沖縄県へ報告すること。さらに感染者が再登校する際の確認方法、そして濃厚接触者の自宅待機期間の考え方等について具体的に示してあり、このガイドラインに沿って対応するよう指導しております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 私も小・中学生の子供がいますので、教育長から各家庭にガイドラインの細かい内容の文書が回ってきます。しかし、なかなか読む機会もなく、確認するのも難しくて、今この現場で確認いたしました。 続きまして、「感染症対策」と「幼児・児童・生徒の学びの保障」の両立について、学校における教育活動の維持について教育委員会の考え方を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会では、うるま市新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインを作成し、学校における感染症予防対策の対応を示しております。このガイドラインにおきましては、まず感染源を断つための発熱や風邪症状のある場合の自宅休養の徹底、そして感染経路を断つための手洗い、咳エチケット、消毒の徹底、そして抵抗力を高めるための十分な休養及び睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事や規則正しい食生活の形成など、3つのポイントを踏まえた感染症対策を進めております。次に学びの保障につきましては、臨時休校に伴う授業時数の不足を補うために、本来36日間を予定していた夏休みを10日間に短縮することで対応しております。そのほか各学校におきましては、学校行事の精選、各学年、各教科担当による単元計画の見直し、朝の時間帯の活用など、教育課程の再編成により、授業時数を確保し、児童・生徒の学びの保障に向け、各学校の実態に応じ取り組んでおります。また本市では長期の臨時休校からの学校再開後に学習に遅れがある児童・生徒や学習意欲が低下している児童・生徒に対して、個に応じた放課後学習支援事業を行っております。9月中旬現在、小学校13校に21人、中学校5校に19人を派遣し、児童・生徒の学びへの支援を行っております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 学力や学習意欲が低下しないようよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、児童・生徒の「自主欠席」、「長期欠席者」について伺います。この件におきましては、沖縄独自の緊急事態宣言が8月1日から9月5日まで発令され、夏休みが終了したにもかかわらず、コロナ感染が怖いからと親が過敏になり、自主欠席をした児童・生徒、まはた1週間以上長期欠席する児童・生徒が多々見られます。昨日も確認したのですが、まずはうるま市内コロナ禍により1週間以上、学校を休んだ児童・生徒数をもう一度確認させてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 4月から8月において、新型コロナウイルス感染への不安から保護者の意向を踏まえ、出席停止とした自主欠席の児童・生徒数につきましては、1日以上9日以下の出席停止は、小学校では496人、中学校では274人、10日以上29日以下の出席停止は、小学校で95人、中学校では43人となっております。そして30日以上の長期欠席者につきましては、小学校では7人、中学校では2人となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 今の数字を聞いて、本当にコロナによって多くの生徒が自主欠席をしているというのが確認できました。私は昨日、おととい休んだ生徒に「なぜ来なかったのか」と聞いたら、「コロナだから」と。「怖いから」と。やはりいまだに子供たちはそういうのがありますので、ちょっと再質問をさせてください。 県立高校の場合、夏休みが明け、9月5日の県独自の緊急事態宣言が解除になるまで、3年生は午前中授業、1・2年生は週1回登校し、プリントを受け取り学習しておりました。さて、自主欠席をし、自宅待機していた児童・生徒の支援体制はどのようになっているでしょうか。第3波が起きて、同じようなことが起こるかもしれません。うるま市教育委員会のコロナ禍による長期欠席者への対応方を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 自主欠席による自宅待機をしていた児童・生徒に対しては、陽性者及び濃厚接触による登校自粛となった児童・生徒への対応と同様に、まず学級担任などによる定期的な心身の様子についての確認の電話及び保護者などに来校していただく方法や、また感染への不安から直接会うことができない場合には、ポスト投函等による学習課題の受渡しを行うことなどにより支援を行っております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 先ほども言いましたが、学力の維持をよろしくお願いしたいと思います。 (5)基地従業員や軍関係者の子供の欠席について伺います。この件におきましては、米軍基地内で新型コロナウイルス感染者の急増があった8月、基地従業員や軍関係者の子供が学校を欠席するケースが相次ぎました。欠席する生徒への偏見やいじめを懸念する声も上がりました。うるま市でも9月28日現在、ホワイト・ビーチ1人、キャンプ・マクトリアス2人、キャンプ・コートニー45人の軍人が感染し、そしてキャンプ・コートニーで働いている基地従業員2人の日本人も感染しております。私は感染者の家族だとしても差別やいじめ、人権を踏みにじることはあってはならないし、学校が人権学習の重要な機会だと受け止め、基本的人権や子供の権利、授業に積極的に取り組むことがいじめを防止する対策になると考えております。そこで質問いたしますが、うるま市教育委員会として、こういった事例が起きたときの対応方や今後の感染者、濃厚接触者に対する誤解や偏見に基づく、差別についての考え方、指導、周知方法を併せて伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本市では5月の学校再開に向け、児童・生徒、保護者用の学校再開ガイドラインを作成しております。そのガイドラインにおいては、誰もが感染する可能性のある病気です。間違った情報に基づいた差別や偏見、いじめなどがあってはいけませんというメッセージを掲載することで、感染者や濃厚接触者、その家族である児童・生徒等を差別、偏見、いじめ、誹謗中傷などの対象としないことを指導しております。また各学校においては、全校朝会や学年・学級にて、校長、教頭による講話、また道徳や学級活動の時間等において、新型コロナウイルスに関連した差別や偏見等、人権に関する授業を行っております。さらに児童・生徒アンケートや教育相談等により、児童・生徒の不安や悩み等の把握を行っており、必要に応じてスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーや各支援員を活用できる体制を整えております。なお、米軍基地関係者などへの対応につきましては、県教育委員会から7月16日付で、米軍基地関係者や医療従事者、社会機能の維持に当たる方を家族に持つ児童・生徒等を医学的な根拠なく自宅待機とするような措置を取ることは不適切であり、あってはならないとの通知があり、本市においてもこの通知の趣旨を各学校へ周知し、適切な対応を図るよう指導・助言しております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) その8月、川崎小学校のほうでも基地内から小学校、こども園に通う子が5人います。学校を再開しても来ないものですから、「どうしたの」と聞いたら、そういう事情で休んでおりました。私のほうでも「大丈夫だよ、学校は安全だからおいで」とは言ったのですが、なかなか私の声も届かない部分もありますので、ぜひ教育委員会のほうから学校への指導方法とか、もう一度確認しながら健全な運営ができたらいいのかと思っております。よろしくお願いします。 (6)コロナ感染防止に有効とされている手洗い・うがい・マスク着用、3密を避ける小・中学校の取組をいま一度確認します。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本市の感染症対策は、先ほど答弁いたしましたうるま市感染症対策ガイドラインに基づき行っております。本ガイドラインは、基本的な感染症対策の徹底を図ることを目的としており、その中で手洗い、咳エチケット、清掃・消毒について具体的な行動を示しております。また3密を避ける対策につきましては、換気、身体的距離の確保、マスクの着用について徹底して取り組んでいただくよう継続、指導しております。教育委員会では学校訪問を行い、直接現状把握に努めており、マスク着用、手洗いなどの習慣が形成されてきているものと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 再質問します。 コロナ感染防止に最も有効とされているマスクの着用、小・中学生は本当にマスクを着用しているでしょうか。私は毎日小・中学生とすれ違いますので、大体現状を把握しております。まず登下校時にはマスク着用は約半分ぐらいです。外ではソーシャルディスタンスを守ればマスクを外してもいいとなっておりますから仕方ないのかと思います。もちろん室内に入ると100%に近くマスク着用をしております。しかし、マスクをほぼ着用していない施設があります。申し上げにくいのですが、学童保育の現場であります。私、毎日3か所の学童保育施設を見ていますが、子供たちは全くマスクをしておりません。先生方もほぼ外で遊んでいますからマスクをしておりません。本当に3密を避けるなら、室内マスク着用を徹底するべきだと考えますが、当局の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 学童クラブでは遊びも大きな役割を担っており、屋外での活動の際には、熱中症等を考慮し、マスクを着用しない事例もございます。コロナ禍でありますので、改めて学童クラブ事業者に対しまして、学童クラブでの過ごし方や感染防止のため、また熱中症予防等も考慮しながら、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式の考え方等について、正しく周知し、感染防止や熱中症対策等を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 続いての質問に行きます。皆さん見たことがあるかと思いますが、これはフェイスシールドです。私が先ほどからしゃべっているのがマウスシールドといいます。フェイスシールド・マウスシールドの配布について伺います。登下校、マスクを外して密に歩いている子供たちに「何でマスクをしないのか」と確認すると、「暑いから」が断トツの答えでした。ではこのフェイスシールド約90円から100円、マウスシールド安いのは50円で買えます。つけたらどうでしょうか。暑さも和らぎ、飛沫も防げます。ぜひ子供たちへの無償配布をしてみてはいかがでしょうか。当局の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 フェイスシールドについては、7月に市内全小・中学校に市内業者の商品について案内し、各学校から必要数を注文していただき、納品させていただいております。今後のフェイスシールド、マウスシールドの購入につきましては、各学校へ配当されている感染症対策学習保障等支援事業費での購入をお願いしているところでございます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 熱中症を防ぐために、この2つの購入に関しては、私も市PTA連合会のほうに投げかけてみたいと思います。よろしくお願いします。 (8)熱中症対策のため、ノーランドセル登校、傘差し登下校を推進してみてはいかがでしょうか。まずはノーランドセル登校から行きます。岐阜県本巣市では、厳しい暑さの中で通学する小学生の熱中症対策として、ノーランドセル登下校を続けております。軽いショルダーバッグ等で通学、教科書やノートを学校や自宅に置く「置き勉」も認め、電子黒板にデジタル教科書を表示させ、普段どおりの学習ができるようにしているそうです。児童はプリント、筆記用具、水筒といった最小限の荷物で登下校でき、保護者の受け止めも好意的だというニュースで、ノーランドセル登校が報道されると全国各地に波及しているそうです。沖縄県はまだまだ残暑が続きます。ぜひ電子黒板も整備されたうるま市でもノーランドセル登校を推進してみませんか。ノーランドセル週間でも構いません。うるま市教育委員会の熱中症対策、ノーランドセル登校の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 熱中症対策を踏まえた感染症予防につきましては、日常生活での注意事項として、暑さを避けるために行動の工夫、住まいの工夫、衣服の工夫などがあり、それらに基づいて各学校での対応を行っております。また各学校へは、気象庁から提供される気象情報の周知や、注意喚起を定期的に行っております。これまでも熱中症対策として、登下校時の帽子の着用や、水筒持参によるこまめな水分補給を行ってまいりましたが、議員から御提案のノーランドセル登校につきましても、他県の取組などを参考に熱中症対策の一つの選択肢として取り入れることができるか、学校と情報交換していきたいと考えております。しかし、特に低学年にとりましては、登下校に万一転倒した際、ランドセルは頭部を守る役割も備えていることや、ランドセルカバーが交通安全上、視覚的効果が期待できるなど、安全面でのランドセルの機能も考慮する必要もあるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 安全面も考えながら検討してみてください。議長、休憩をお願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(11時47分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時47分) ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) そして熱中症・感染予防のため、傘差し登下校について伺います。息子から借りてきました。300円です。そんなに高くはないです。今、全国各地で傘差し登下校が波及しております。どんな天候でも傘を差して登下校するので、メリットして、ソーシャルディスタンスがとれる。マスク・帽子の代わりに傘にすることで、息苦しい、蒸れるなどの弊害が減るなどが挙げられます。まだまだ暑さが増している沖縄県です。ぜひうるま市でも取り入れてみませんか。こちらは現在、使用している傘でも構わないので、予算もかかりません。教育長の決断一つだと思いますが、うるま市教育委員会の熱中症・感染予防のための傘差し登下校についての意見を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 傘差し登下校につきましては、他県の実践事例においては、マスクや帽子を着用する必要がなく、暑い日の強い日差しを避けたり、ソーシャルディスタンスを自然に確保できる等の利点が報告されております。一方、登下校時に傘を差して歩くときに、狭い歩道や道で横に広がると危ないことから、縦に並んで前後で距離を取る必要があるなどの課題もございます。ノーランドセル登校と同様、登下校時における熱中症対策の選択肢の一つとして、メリット及びデメリットを踏まえて、各学校と情報交換していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ぜひ校長会等で検討してみてください。お願いします。 3番目、うるま市小・中学校2学期の学校行事についてであります。(1)6月定例会でも聞いたのですが、現在コロナが落ち着きつつある中、ソーシャルディスタンス、コロナと共存しながら行事、行事を行わなければなりません。まず初めに、小・中学校運動会の開催について伺います。特に小学校6年生にとっては、勝ち負けの勝負事はもちろんのこと、役員、係、準備・片づけ、エイサー、そして保護者、地域の方に成長した姿を披露する喜び、一生の中でも思い出に残る運動会、今年の開催は無理でしょうか。うるま市教育委員会の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会では7月に行われた校長会において、全校児童・生徒とその保護者及び地域の方々を招いて行われる運動会については、密集・密接を避けることが困難であるとして、例年どおりの方法での開催は行わないことを確認しております。そのことを踏まえ、学校においては児童・生徒の自主的な企画により、保護者や地域の方々の観覧を行わず、児童・生徒だけでの実施や学年別でグラウンドに出るなどの工夫をして取り組んでいるところもございます。例年どおりの運動会の実施はできませんが、無観客での開催など、3密を避ける工夫をしながら、児童・生徒の発表の場を持つことは、各学校の校長判断により可能であると考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) この質問をした際に、指導部長とも連携を取って、近くでは具志川小学校が自主性でやったと聞いたものですから、いいなと思って取り上げてみました。ぜひ各学校でも楽しい運動会ができたらいいなと思っております。よろしくお願いします。 (2)学習発表会の開催について。私は子供たちにとっては、学習してできるようになった学ぶ喜び、保護者にとっては我が子の学びを成果・実感できる場と考え、先生方にとっては日頃は見えにくい指導の成果を見ていただける場であり、子供たちや保護者との信頼関係を築ける場と考えております。その大事な行事の学習発表会、今年度の開催は無理でしょうか。うるま市教育委員会の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 学習発表会の開催については、3つの密を回避できる状況が確保できることを条件に実施は可能であると考えております。具体例としましては、学年ごとに日程を分散しての実施や、授業参観日に学年や学級ごとに実施するなど、3密を避ける工夫を施して行うことも可能であると考えております。本市には、小規模校から大規模校まで学校によって条件が異なっているため、開催の具体的方法や可否については、各学校において地域やPTAと協議していただき、判断していただきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) コロナ、コロナで、本当に今の最終学年の6年生、中学3年生は学校が楽しいのかなと思います。いろいろな行事ができたらいいと思っております。 (3)こちらは昨日の同僚議員への答弁もありましたが、私なりの視点で質問したいと思います。修学旅行実施の最終決断について伺います。さて、コロナ禍の中、Go Toキャンペーン真っただ中です。日本中が3密を避けながら経済を回しております。修学旅行と言えば、小・中学校を問わず、楽しかった学生生活の中で一番の思い出と感じる方も多いのではないでしょうか。修学旅行は児童・生徒にとって一大イベントなのです。修学旅行の目的を調べてきました。知識を広げる。集団生活の決まりを守れるようになる。社会に生きる一人として守るべきルールを身につける。そして自然や文化などに親しむ体験を積むための実業的な機会だと。学生生活の中で絶対に経験を積むべき行事だと私は考えております。そこで質問いたしますが、このコロナ禍の中、うるま市の小・中学校修学旅行実施は可能なのか、教育委員会の最終的な決断を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 修学旅行の実施につきましては、一旦旅行業者等と契約した場合、キャンセル料が発生しますことから、校長会において協議した上で、早い時期ではありましたが、8月に方針を決定しております。まず小学校においては対象が6年生で、旅行先が県内であることから各小学校の計画により、感染防止に十分配慮した上で、今年度中に実施するよう通知しております。 次に中学校につきましては、新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、生徒及び引率教員の安全確保を最優先し、今年度の県外への修学旅行は中止となっております。ただし、沖縄本島内であれば旅行中における発熱など、万一の場合の対応が可能であると考えられるため、沖縄本島内への修学旅行先の変更は可能としております。なお、中学校2年生での実施を計画している学校については、新型コロナウイルス感染症が収束することを見込み、県外への修学旅行を令和3年度に延期することも可能としております。各学校において、アンケート等により生徒や保護者の意向を集約した上で、感染状況を踏まえ、最終判断していくものと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 休憩をお願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(11時56分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時56分) ○議長(幸地政和) 再開します。 午前の日程をこの程度にとどめ、午後1時30分から会議を開きます。 暫時休憩します。  休 憩(11時57分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(13時30分) ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) (4)職場体験の実施について伺います。この件におきましては、昨年もコロナが流行し始め、多くの小・中学校が職場体験を中止しております。私は児童・生徒が初めて直接働く人と接することで、知識や技術、働くことの意義を理解し、生きる力を実感する。特に中学生にとっては進路を選択・決定するなど、教育活動の中で重要な意味を持っていると考えます。質問いたしますが、このコロナ禍の中、3密を避け、職場体験が可能なのか、教育委員会の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 中学校の教育課程内における職場体験は、実際に人と触れ合う機会や、物を取り扱う場面が予想されること、また企業側の受入れ体制も厳しいことなどから今年度は中止としております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 厳しいですね。職場体験がコロナ禍によって実施できない場合、職業講話はどうでしょうか。例年は講師を招いて講話していますが、今年は新型コロナウイルス感染対策として、動画サイト、ユーチューブで実施した学校もあるそうです。動画は市内でキャリア教育に取り組むキャリア支援グッジョブうるまが公式チャンネルで公開しているもので、農業や消防士、歌手、スポーツ選手など、市内外の様々な職業人が仕事について語っております。私は必ずや子供たちが仕事について具体的に考えるいい機会になると思っております。ぜひともうるま市全小・中学校でこの取組を実践してほしいと考えます。教育委員会の見解をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 社会人講話はキャリア教育の一貫として、本市のキャリア支援グッジョブうるまの協力を得ながら進めております。しかし、今年度は感染症対策のため、直接学校を訪問しての取組が困難であることから、議員から御案内のように、キャリア支援グッジョブうるまでは、公式チャンネルでの社会人講話の動画配信を行っております。子供たちのキャリア教育において、この動画の活用は有効であると期待できるため、教育委員会としましても各小・中学校の活用について指導・助言していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 指導部長、コロナ禍の中、できることからお願いしたいと思います。 4番目、昆布区自治会生活環境整備についてであります。まず初めに、去る令和元年7月24日付、昆布自治会により要請のあった、昆布地内721番地付近の河川の改良について伺います。要請書の中には、大雨のたびに河川の吐き出しが間に合わず、A邸が床上浸水となるので、現地を調査、確認して、早急に対策を講じてくださいとの要請がありました。あれから1年以上が過ぎますが、当局が行った行動、対応策を伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 御質問の要請につきましては、令和元年7月24日付、昆布自治会長より河川の改良についての要請文が提出され、現地調査を実施し、令和元年8月5日付で回答しております。回答の内容といたしましては、要請された河川は、周辺の地形上、最も低い箇所に集まってできた自然排水路でございますが、周辺一帯は森林や田、畑、原野が大部分であるため、降雨時の雨水が浸透しやすいことや、市が維持管理している下流側排水路断面の設計雨量を考慮するなど、総合的に検討した結果、現時点において整備を必要とする緊急性、優先性は低いものと判断していると回答をしております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 再質問をさせてください。 私は台風第9号が直撃した8月24日、午後7時頃、その現場近くに住むAさんから電話があり、河川が増水し、自宅近くまで水が迫ってきているから助けてくださいと電話がありました。現場確認に行きました。途中、天願川から流れる川崎橋を見たときに、水面がすぐそこまで来ていたので、とても怖かったです。現場の側溝は水であふれ、また床上浸水しないかととても不安でした。幸いその日は難を逃れましたが、またいつ台風、大雨が降るか分かりません。そこは老夫婦が住み、災害が起きたときにとても気になり仕方がありません。私は市民の生命、財産を守ることは行政の責務だと考えるし、既に河川が増水し、あふれた箇所を見て見ぬふりをすることはあってはならないと思います。早急な河川の改良整備が必要だと考えますが、当局の見解を求めます。ちなみに昆布自治会に相談したら、いつでも工事の手伝い、人を集める準備はできているそうです。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 当該自然排水路は、市道昆布1-13号線を横断しています市管理の整備済み排水路へと接続されております。当該排水路の整備の経緯については、平成12年12月22日付で昆布自治会から周辺住宅への浸水被害の報告及び整備要請を受け、周辺地域の雨水排水の処理への対処をすることを目的に、平成17年から平成18年頃に整備されております。整備後は天願川が氾濫し、床上浸水や避難勧告が発令された平成26年台風第8号の豪雨時においても、当該地域における浸水被害等の報告については、本市においては確認されておりません。自治会長や周辺住民には当該箇所における排水路整備に至った経緯、整備後の状況について丁寧に説明してまいりたいと考えております。しかしながら、近年局地的な集中豪雨により、自然排水路部分においては、一時的に水位が上昇し、周辺住民が不安になる場合もあり、対策を講じる必要があるものと認識をしておりますが、排水路の整備につきましては、各地域から多くの整備要請が出されている状況にあることから、緊急性や優先度、地域バランスなどを総合的に勘案し、市の財政状況なども考慮しながら、整備計画を検討する必要があるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 今後も住民が不安にならないよう対策方をお願いしたいと思います。 次に行きます。続きまして、こちらも昆布自治会からの要請であります。昆布1267番地付近の市道が大雨のたびに表層面が流され、わだちができ、また大きなくぼみもでき、凸凹になり、水がたまり、通行困難となります。コールタールで簡易的な整備はされているものの、日に日に表層面は剥がれております。ここはひとつ表面の剥がれることのないアスファルトでの整備を早急に望みます。当局の見解を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の道路は、市道昆布2-86号線と接続する幅員3メートル、延長約39メートルの里道であります。現状は簡易舗装にわだちやくぼみ等ができ、凹凸があることを確認しております。当面は現場の状況に合わせ、部分的な補修で対応したいと考えておりますが、補修頻度の状況を見て、議員から提案のアスファルト舗装による整備を検討してまいりますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) そんなに長い距離でもありませんので、ぜひアスファルト整備をお願いしたいと思います。 5番目、公立中学校、休日の部活地域委託についてであります。文部科学省が教員の負担軽減のために休日の部活動を地域や民間団体に委託、将来的には平日も地域指導にしたい考えであると去る9月1日、学校の働き方改革を踏まえた部活動改革を取りまとめたと発表がありました。まずはこの事業の概要について、うるま市教育委員会の見解をお知らせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 令和2年9月1日付で、スポーツ庁及び文部科学省からの事務連絡「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」が発出されております。この中では、部活動は必ずしも教師が担う必要のない業務であることを踏まえ、部活動改革の第一歩として、休日に教科指導を行わないことと同様に、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境を構築することや、休日における地域のスポーツ、文化活動を実施できる環境を整備することを改革の方向性として示しております。具体的な方策としまして、休日の部活動は地域で行う地域部活動とし、地域のスポーツクラブなどの団体が管理・運営する仕組みを整備することとなっております。来年度から各都道府県に拠点校を設け、実践研究を実施し、その成果や課題を基に、令和5年度から段階的に地域移行を図ることとなっております。また都市、過疎地域における他校との合同部活動の推進や、地方大会の在り方の整理等、合理的で効率的な部活動の推進を図ることとなっております。教育委員会としましては、本市のうるま市スポーツ力向上促進事業と併せて推進することで、持続可能な部活動の実現が図られるものと期待しております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 続けます。来年度から実施される各都道府県のモデル校での実証実験について、その概要を聞かせてください。
    ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 文部科学省では、休日の地域部活動の実現に向けた取組を総合的に推進するため、各都道府県に拠点校を設け、国として拠点校における実践研究を実施し、その成果を他の学校に横展開することにより、全国の全ての学校において、休日の部活動における教師の負担軽減を計画的に実現する方針を示しております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 再質問させてください。 私は部活動の設置主体と運営主体は国ではなく、各学校で部活動を今後どうしていくのか、また地域での受け皿等をつくっていくのかどうかだと思っております。そこで提案なのですが、私の母校でもあり、市長の母校でもあるうるま市役所から一番近いあげな中学校をモデル校として推薦していただけませんか。部活動指導者の先生方をはじめ、校長先生、PTA会長の了解も得ていますし、モデル校に選定されたなら、地域の指導者も確保する準備も整っております。ぜひともうるま市の中で、中学校の中で生徒数が一番多い、部活数も多いあげな中学校をモデル校として、国へ要請してください。うるま市教育委員会の見解を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 拠点校における実践研究の具体的な内容については、後日周知されることとなっております。その内容を踏まえた上で、学校職員との合意形成を築くことができる学校かつ授業の目的達成に向け、より効果が期待できる学校の指定を検討してまいります。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ありがとうございます。指導部長の答弁でもありましたが、うるま市スポーツ向上促進事業と併せてやっていけたらいいなと。それは石川地域が中心になっていますので、今度は具志川地域か、与勝地域でお願いしたいと思っております。ぜひあげな中学校をよろしくお願いしたいと思います。休憩お願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(13時46分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(13時46分) ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 6番目、令和3年うるま市成人式についてであります。人生で一生に一度の思い出に残ると言っても過言ではない成人式、皆さんもよき思い出として心に残っているのではないでしょうか。この成人式の開催がコロナ禍によりどうなるのか、当人はもちろんのこと、保護者、親類まで心配している現在、うるま市の成人式開催の日程が気になります。今はコロナの感染が落ち着いているように見えますが、万が一、また第3波が起き、緊急事態宣言が発令された場合、開催はどうなるでしょうか。あらゆる事態を想定して、うるま市の成人式開催の最終決定について聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響により、各種行事が軒並み中止、または次年度以降への延期など、開催ができない状況となっております。しかしながら、成人式は新成人の門出を家族や友人とともに祝う一生に一度訪れる記念すべき行事であることから、令和3年1月開催を目指し、あらゆる事態を想定し、開催方法について現在、検討を進めているところでございます。具体案としましては、1日に同じ会場で第1部と第2部の2回に分けて式典を開催する案と、リモートによるインターネット上での開催案などがございます。 最終決定日につきましては、県外からの参加者もあり、感染症防止の対策も必要なことから、慎重な判断が求められますが、おおむね10月末を予定しております。ただし、開催決定以降も新型コロナウイルス感染症の蔓延状況によっては、参加者の安全確保の観点から、直前において内容の変更、または最悪の場合は中止とせざるを得ない場合も想定されることから、県内、市内における感染状況を注視してまいります。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 私もうるま市の成人式の開催が気になり、うるま市のホームページを開いてみました。すると毎年恒例の各出身中学校単位の特大旗を背景にした集合写真の撮影が禁止、できないと示されておりました。まずは禁止になった理由を伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 特大旗を背景にした集合写真は、新成人が出身中学校単位で作成するもので、大きいもので横12メートル、縦7メートルあり、5校ないし6校が式典終了後に隣接の石川公園のグラウンド内に鉄骨の足場を組み立てて撮影を行っておりました。前回令和2年成人式において、特大旗を掲揚した足場の倒壊事故があり、幸いけが人はおりませんでしたが、石川警察署の指導の下、安全面を考慮した結果、今後は同グラウンドに足場を組んでの集合写真撮影を禁止といたしました。代替案としまして、式典終了後の会場内で特大旗の掲揚と集合写真の撮影を行えるよう配慮する予定でありましたが、例年屋外でも写真撮影に1校30分程度を要し、その間、密集状態が続き、大声を発し、興奮冷めやらない新成人もいること、さらに会場内の狭い空間で他校が順番待ちをすることで、さらなる密集状態が生じることが想定されるため、会場内においても集合写真撮影は難しいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 昨年の成人式で足場の倒壊事故があったこと、集合写真撮影が密となる状況を避けるため、学校旗、集合撮影が禁止となったと今、伺いました。確かに安全面を考慮し、コロナ感染の3密を避けるなら禁止もやむを得ないと思いますが、果たして元気いっぱいの二十歳の成人が素直に従うでしょうか。私は余計に禁止区域や危険な場所で集合写真を撮影しないかと心配であります。そこで質問しますが、うるま市として、成人式終了後の対応策を伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 禁止を無視して写真撮影に挑もうとする成人者への対応ですが、石川体育館を開催場所として想定した場合、一番懸念される横広場については、事前に立て看板の設置や、資材の運び入れができないよう対策を検討してまいります。また当日の式典前から市青年連合会や青少年支援員などに協力を仰ぎ、会場周辺に配置するなど、対策を行ってまいります。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 実は私、息子が成人式ですので、あげな中学校出身であります。あげな中学校の生徒は私のほうで危険がないように見守りたいと思います。お願いします。 続きまして、(3)那覇市などがやっている分散開催について、当局の考え方を伺います。私はコロナ禍の今だからこそ、各中学校単位での分散開催が有効的だと思います。密も避けられるし、体育館で例えば特大旗を背景にした集合写真も撮影できるし、何も問題は起きないのかと考えます。当局の分散開催についての見解を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 議員から御提案の各中学校単位での分散開催については、当事者である新成人はもとより、地域の皆様の参画による成人式開催について御理解いただき、共同で実施する地域密着型の運営が望ましいと考えます。開催方法の決定時期が迫る中、新成人や地域に説明し、合意形成を図ること。とりわけ感染防止対策で例年にも増してスタッフ人員が必要になってまいりますが、地域の皆様に御参加いただいても必要な人員の確保は難しいものと考えています。那覇市に確認しましたところ、地域実行委員会が主体になり、中学校単位で分散開催を実施しているとのことですが、今年度はスタッフ確保や地域人材活用の面で課題が多く、運営に苦慮しているとのことでありました。各中学校単位や地域ごとの分散開催案につきましては、今後の成人式の新しい取組として検討してまいります。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 一生に一度の晴れ舞台、成人式、いい思い出ができたらいいと思っております。 7番目、子供の大切な命を守るために。これから私が行う質問はとても重要で、プライバシーに関わることですが、当該生徒の御家族、御両親、お兄さん、本人が通っていたあげな中学校の校長先生からも了承を得ていますので、同じ時間を共に過ごしたPTA会長として、私は実名で、また呼んでいた呼び名で質問していきますので、当局の誠意ある答弁よろしくお願いいたします。今回、ちなみに御家族もテレビの向こうで傍聴しているということなので、その思いも背負って質問していきたいと思います。 まず初めに、去る6月に市内で起きた新中学校1年生水難事故について、事故の経緯と概要を伺います。 ○議長(幸地政和) 消防長。 ◎消防長(諸見里朝弘) 今回の水難事故の概要を御説明いたします。 令和2年6月23日火曜日、13時30分頃より、当該生徒を含む友人4人で屋慶名港にて遊泳中、藪地大橋から約12メートル下の海に飛び込み、14時12分頃、2回目に飛び込んだ際に、中学1年生の男子生徒1人が上がってこないとの119番通報があり、与勝消防署、平安座出張所、具志川消防署より車両5台、水上バイク1艇、人員20人が14時18分に出動しております。14時25分に与勝隊が現場へ到着し、14時28分に活動を開始、14時32分頃、水深約4メートルの海底に沈んでいる要救助者を発見、救助を行い、救急隊へ引き継いでおります。14時39分に救急車へ収容、傷病者は心肺停止状態で、すぐに救命処置を施し、待機中のドクターヘリの医師、看護師とともに処置を継続し、救急車にて直近の県立中部病院へ搬送を行っております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 再質問をさせてください。 今回の水難事故で亡くなった少年は、あげな中学校1年8組10番、大城蓮君、13歳。蓮は6月14日に誕生日を終えたばかりで、コロナの影響で楽しみにしていた中学校にも約1か月ほどしか通っておりません。野球が上手で、スケボーが好きで、朝起きるのが少し苦手で、毎朝私の前を駆け足で通り、必ず「おはよう」とハイタッチする、本当にごく普通の新中学1年生でした。そんな少年がなぜ命を落とさなければならなかったのでしょうか。今日はちょうど蓮の月命日になります。今日で蓮が亡くなり3か月になります。私はこの小さな命を守ることはできなかったのか。事故は防げなかったのか、毎朝葛藤しております。 私は救急のことはよく分かりませんが、質問させてください。蓮が溺れ、ドクターヘリが待機しているにもかかわらず、救急車で県立中部病院へ搬送し、そして南部医療センター・こども医療センターへ、また救急車で搬送したのか。最初からドクターヘリで南部医療センター・こども医療センターへ搬送したほうが命は助かったのではないかと疑問が残ります。消防長、最善を尽くしたと思いますが、ぜひ視聴している御家族のためにも詳しい説明をお願いします。 ○議長(幸地政和) 消防長。 ◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 まずドクターヘリにつきまして説明させていただきます。ドクターヘリは、医療器具や薬剤を装備、搭載し、救急現場へ迅速に向かい、医師、看護師により早期に救急医療を施し、適切に医療機関へ搬送することを目的としております。今回の救急車での病院搬送につきましては、傷病者は心肺停止状態であることから、早期の救命、心拍再開を目指し、ドクターヘリの医師と救急隊との判断により、救急車での搬送を選択し、高度な救命処置が行える直近の救命救急センターである県立中部病院への搬送を行っております。搬送中につきましてもヘリの医師、看護師による気道確保や薬剤投与等の救命処置を実施、継続し、搬送しており、15時ちょうどに県立中部病院に到着しております。病院到着後に心拍が再開しております。同日16時43分、病院の判断により救急車にて南部医療センター・こども医療センターへ転院搬送をしております。消防本部といたしましても救助、救命活動に最善を尽くしましたが、大変残念なことに、その後の同月の29日、午前6時21分に溺死による低酸素脳症でお亡くなりになりました。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 消防長の答弁を聞いて、最善を尽くしたのが分かりました。ありがとうございました。 質問を続けます。続きまして、事故現場を目の当たりにした生徒及びクラスメート、家族、あげな中学校全体への心のケアについて、今日までに教育委員会が行った行動についてお知らせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 心のケアにつきましては、事故発生翌日には教育委員会の担当指導主事及び臨床心理士が学校を訪問し、校長、教頭、教育相談担当、生徒指導担当、養護教諭で事故の事実確認、現在の生徒の様子、教職員の様子を共有し、支援を行っております。また緊急支援の必要性について協議し、校内緊急支援チームを立ち上げ、スクールカウンセラーの緊急要請を決定いたしました。さらに指導主事からは、緊急支援プログラムを基に、スケジュールの確認を行い、加えて臨床心理士からは生徒への支援プログラムに関する教職員への研修を行い、生徒の心のケアについての支援を行っております。事故発生2日目以降につきましては、スクールカウンセラーを配置し、教育相談担当と連携し、事故を目の当たりにした当該生徒への個別のカウンセリングを行っております。また生徒への事実確認の方法や、心の健康調査票の使い方、お見舞いを希望している声の対応方法、さらに生徒の土日の過ごし方の指導方法について、校長、教頭と教育委員会で検討、確認しております。学校の対応としましては、緊急支援チームを組織し、検討事項を整理した上で、全職員で対応方法を共有しております。その中では、生徒が自分の気持ちを表現することを通して、心のケアを行うことや、気になる生徒については、各担任で声かけを行うと同時に、教育相談担当でその情報を集約し、支援チームでの対応を検討すること、また教室に入れない生徒への相談室対応などを確認、実践しております。さらに全校生徒を対象に、心の健康調査を行い、調査票に記入されている様子を基に個別で教育相談を行っております。現在も校内では生徒や保護者への支援を継続しており、今後も定期的なスクールカウンセラーによる個別対応が計画されており、子供の様子を観察しながら、適切な支援ができる体制を整えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 再質問をさせてください。 6月29日の朝、蓮が亡くなり、7月1日告別式が行われました。当日はまるで蓮の死を悲しむかのように、大雨が降り、ずぶ濡れになりながら多くの小・中学生が参列しました。あげな中学校の1年生はほぼ全員、他校の生徒を含めると300人近くの小・中校生が蓮とお別れをいたしました。私に蓮のお母さんからメールが届きました。その内容を読みたいと思います。「蓮君ももっと生きたかった。と悔やみ、同じ子供たちに危ないからやめようと言える勇気を持ち、危険な遊びや、海の楽しさ、恐ろしさを忘れずにいてほしい。二度と同じ事故を繰り返さないよう、また家族を失うということを、誰にも経験してほしくはありません。又吉さん、うるま市の子供たちの安全、よろしくお願いします」とありました。そこで質問をいたしますが、うるま市教育委員会として、遊泳禁止区域への進入禁止対策と、危険な遊び等について、学校、児童・生徒、保護者へどう伝えていくのか、今後の考え方について聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 うるま市教育委員会としましては、今回のこのような事故を二度と起こさせないために、定例校長会や教頭会、関係する研修会において、安全指導や注意喚起を行ってまいりました。また連休等の前には、休み中における安全な過ごし方についての通知を出し、学校での指導の徹底を図っております。さらに学校だけではなく、地域全体で子供の安全を守るため、地域の見守りポスターを作成し、各学校や自治会に配布しており、またPTA連合会と事故防止に向けての話し合いも行っております。子供の安全を守るには、まず学校においては安全指導と危機回避能力の育成、家庭においては安全に関する意識の共有と子供の居場所の確認、地域においては子供を見守ることなど、学校、家庭、地域が一体となっての取組が必要であると考えております。今後も関係各課との連携、市民協働学校の充実も図りながら、子供の安全を地域全体で見守る取組を推進してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 最後の質問であります。今回の事故が起き、学校現場はすごく動揺いたしました。対応が難しく、先生方もとても苦しかったと聞いております。もちろん今後二度とあってはならない事例ですが、日常生活をしている以上、何が起こるか分かりません。そのためにもうるま市教育委員会として、今後の小・中学校全体への支援体制をマニュアル化する必要があると考えますが、当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 今回の事故への対応については、教育支援センターの臨床心理士作成の緊急支援プログラムに基づき支援してまいりました。この緊急支援プログラムは、学校内の緊急チームの結成から、教職員対象プログラム、児童・生徒対象プログラム、そして保護者対象プログラムまでを含む、支援体制づくりのマニュアルとなっております。教育委員会では、全ての学校において万が一の事態に備え、児童・生徒の心のケアを図る支援体制のマニュアル化が必要であると考え、うるま市学校における緊急支援ガイドブックを作成し、8月の校長会において周知しております。今後、各学校において、職員間で共有し、備えていくよう、継続して指導・助言していきたいと考えております。今後学校、家庭、地域と協力しながら、このような事故を二度と起こさせないために、未然防止に努めてまいります。亡くなられた大城蓮さんの御家族、御親戚の皆さんの悲しみは計り知れないことと存じます。心から御冥福をお祈り申し上げます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ありがとうございました。通告はしていないのですが、時間がありますので、少しお話をします。御家族も今日、月命日で、このインターネット中継を見ていると思います。蓮も恐らく天国から降りてきて応援していると思いますので、ぜひともここはうるま市長として一言、蓮君、御家族へのねぎらいの言葉をお願いしたいと思います。市長、よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 市長。 ◎市長(島袋俊夫) 教育委員会としての対応につきましては、先ほど指導部長からるる御答弁をさせていただいたとおりでございます。今後とも子供たちの安全、そしてまた健やかな成長のために、私ども行政も一丸となって取り組んでまいりたいと思います。 私は、この3期目の大きな目標は、子育て支援ということで、幼少期から扶助費をはじめ、そしてまた教育的環境整備のための予算が大きく1年間の市民に向けてのうるま市予算の多くを占めております。これもひとえに、うるま市の将来を担って立つ子供たちのために投資をする。これが行政の使命と思っておりますし、その子供たちに引き継ぐ適正な市民サービスに努め、かつ、うるま市が豊かで、生まれてよかった。うるま市で育ってよかった。うるま市で人生を終えることがよかったと言えるうるま市づくりへ邁進するのが、行政の長の責務と思っております。これからも子育て支援、そしてまた子供たちが将来、健やかに成長できるように、私は最後まで行政を、教育委員会ともども、マニュアルに従って頑張ってまいりたいと思っております。 本当に幼い頃から見守り続けた又吉議員ならではの一般質問ではなかったかと思っております。御家族をはじめ、御親族、そしてまた全ての教育関係者の方々とともに、蓮君の死を悼み、かつ、天国で健やかにこれからの自分たちの後輩を見守ってくださるようにお願いを申し上げ、答弁といたします。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 7項目、質問してまいりました。最後には市長に急に投げかけたのですが、うるま市の子供たちをこれからも見守っていきたいという力強い言葉もいただきました。私は地域の市議会議員として、また蓮と同じ時間を共に過ごした同級生の娘もいます。PTA会長として、これからも娘が成長するとともに、蓮が心の中で成長して、卒業するとき、成人式を迎えるとき、お母さんに一つ一つ報告していきたいと思っております。私の心の中で地域の子供、大城蓮は生き続けますので、ぜひともうるま市から今後二度とこのような悲惨な事故が起きないように、地域の大人の我々がうるま市の子供たちの成長を温かく見守っていけたらいいなと思っております。少し話はそれましたが、本日は長い間、市長をはじめ、執行部の皆様、温かい答弁ありがとうございました。これにて一般質問を終わります。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(14時14分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(14時30分) ○議長(幸地政和) 再開します。 次の質問者、天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 皆さん、こんにちは。天願でございます。今回6点の通告を行っております。スピーディーに皆さんの眠気が吹き飛ぶような質問を投げかけてまいりますので、当局の皆さん、ゆっくり答弁をよろしくお願いいたします。 まず1点目、生活道路、学校通学路の安全対策に関連する事項について伺ってまいります。まず初めに、令和元年第135回12月定例会において、通学路の安全点検の実施についての質問をしております。その中で当局を含む、うるま市通学路安全推進協議会で毎年夏休み期間中に市内全ての校区で点検を実施しているとの答弁がありましたが、具志川小学校通学路について、令和元年度、令和2年度の安全点検において、どのような課題、指摘があったのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 令和元年度に具志川小学校区で実施した通学路の安全点検においては、要対策箇所が7か所あり、主な内容としまして、抜け道につながる道路で車の飛び出しがある。車道と歩道の区別がつきにくい。スピードが出やすい車道の形状になっているなどの指摘がありました。 今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年実施している各関係機関合同での安全点検は実施できませんでしたが、地域住民から直接、教育委員会に通学路における安全対策及び改善を求める要望が1件あり、内容としましては、抜け道につながる道路のため、登下校時に車両が多く危険であるとの指摘がありました。現状の確認を実施した上で、学校や関係機関と協議し、対策を進めているところでございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 当局も危険箇所があることについて把握していたということで、確認できました。 続いての質問にまいります。今回、具志川自治会及び地域市民より生活道路、通学路安全対策として、幾つかの改善策について要請等が出ていると思います。問題は朝夕の交通混雑時において、県道37号線から混雑を避け、抜け道として市道2-76号線から市道2-75号線を交差して、市道2-74号線へ抜ける区間において、車両の往来が多くなっていることにあります。要請を受け、当局により、実態調査を行ったと聞いております。まずはその調査結果及び改善策についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 御質問の調査につきましては、具志川公民館館長より、地域の交通安全対策についての要請があったことから、現地における交通量を把握する必要があり、調査したものでございます。調査方法としましては、通学路となる主要な道路において、平日の朝7時から夜7時までの12時間当たりの交通量調査を実施しております。調査結果としましては、12時間当たりの約1,300台程度の交通量がございましたが、その多くの車両が県道37号線から迂回する通過交通であることが確認されており、また朝夕の交通量が最も多く、約900台となっておりました。今回の調査結果により、交通安全対策の効果的な改善策といたしましては、速度抑制対策や交通規制による通過交通を減ずる対策などが有効ではないかと関係各課へ提案したところでございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) ありがとうございます。 続いての質問にまいります。これは具志川公民館館長よりの要請の中に含まれていると思いますが、市道2-76号線から市道2-75号線に交差する地点において、消えかけの「止まれ」の路面標示はあるものの、標識は設置されておりません。住宅の塀が死角になり、多くの車両が横断歩道付近まで飛び出してくるため、かなり危険な状態にあります。毎朝の通学時には、地域の交通安全ボランティアを確実に2人配置し、誘導しなければならない状況であります。停止線もほとんど消えかけているため、早急な改善策が必要と考えますが、当局の今後の取組を伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 議員から御指摘の市道具志川2-76号線の交通標識の設置及び道路標示につきましては、令和2年6月17日付、具志川自治会より要請書の提出があり、令和2年6月26日付、うるま警察署へ申達を行っております。当該道路は、県道37号線からの抜け道としての交通量が多く、歩道と車道の区別がない箇所として、通学路合同点検においても関係機関で点検を行っている場所となっております。現在、担当課におきまして、学校や自治会からの要請に基づき、注意喚起の巻き看板の設置を予定し、準備を行っているところでございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 早速、巻き看板の設置を計画しているということで、素早い対応をありがとうございます。 続いて質問してまいります。先ほどの答弁の中で、交通安全対策の効果的な改善策として、交通規制による通過交通を減ずる対策が有効ではとありました。当該市道は本来、1日当たり約300台程度の交通に供する生活道路としての利用を目的として供用されていると伺っております。しかし、現状は約1,300台程度の通行量があり、そのほとんどが県道37号線から迂回する通過交通であり、その改善策として、時間指定通行規制等の導入や、その導入方法についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 時間指定通行規制等導入の方法につきましては、自治会等からの要請に基づき、所管の警察署へ申達、警察において現場調査等を行い、関係機関との協議に基づき、沖縄県警本部に上申を行う流れになっております。また時間指定通行規制等の導入につきましては、地域住民の同意が前提となることから、地域自治会及び警察等の関係機関と現場確認を行い、協議してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) こういった問題に関しては、地域住民の同意も前提となるということでございますので、自治会へ、その協議についてはまた御教示願いたいと思います。 続いての質問にまいります。当該市道において、生活道路としての一般的な基準の時速20キロメートルから30キロメートルを超えるスピード走行が見受けられ、周辺住民及びスクールゾーンとしての安全性に懸念が生じることから、速度抑制対策として、伊盛議員からの質問にもございました「ゾーン30」の指定や、徐行の標識及び標示、さらにはハンプ等の設置ができないか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 「ゾーン30」の指定につきましては、地域、自治会、道路管理者、警察、教育委員会などの各関係機関が一体となって調査・研究を重ね、地元警察を通して、県公安委員会へ申請し、指定を受けることとなっております。教育委員会としましては、地域住民や自治会、道路管理者、警察などの各関係機関と設置の必要性についての共通認識を確認した上で、指定に向けては関係各課と連携していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えします。 徐行の標識・標示につきましては、警察の管轄となりますので、関係部署及びうるま警察署と調整してまいります。速度制御対策として、路面標示によるハンプや幅員減少の狭窄、カラー舗装などは有効な対策と考えられますので、設置に向け、検討したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 早めに進められることから早急に進めていただきたいと思います。 続いての質問にまいります。当該地点において、住宅すれすれに走行する車両の急発進等による騒音及び乗り上げる際に発する側溝蓋のがたつき音の防止策として、何らかの改善策がないかお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 車両の緊急発進等による騒音につきましては、先ほど答弁いたしました速度制御対策が有効と考えられることから、関係部署と設置に向け検討したいと考えております。また側溝のがたつき防止対策としましては、側溝の蓋の縁にゴム材を取りつけるなどの対策を講じたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) ぜひ早急に対処していただきたいと思います。この地点に隣接する地に居住する住民にとりましては、毎日のことであります。ぜひ早急に対策を講じていただきたいと思います。 続いての質問にまいります。当該市道横断歩道付近において、市道2-75号線から進入してくる車両が強引に住宅側へ幅寄せするため、歩行者の安全が脅かされております。ポストコーン等の設置による安全確保についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 車両が進入する市道具志川2-76号線へのポストコーン設置につきましては、自治会、隣接住民、市職員立会いの下、設置箇所の確認を行い、9月17日に設置しております。また市道具志川2-75号線中央部分へのポストコーン設置につきましては、今後、今回設置したポストコーンの効果を確認し、必要性などについて検討したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 今回の素早い対応で、もう既にポストコーンが取りつけられております。当該地点においては、同僚議員である比嘉議員、私もこの場所に週2回ほど、2人合わせて計4日ほど交通安全指導ボランティアとして、子供たちの誘導に当たっております。子供たちの誘導も大切ですが、我々誘導員もこの地点に立つ場合は、大変危険な状況にあります。そういった意味でもこのポストコーンの設置、誠に早急な設置でありまして、本当に感謝いたしております。ありがとうございました。具志川小学校の交通事情につきましては、教育長も数年前に具志川小学校に校長として赴任されておりまして、その状況については把握していると思います。ぜひ教育長、お力添えを受けまして、残りの改善に向けて力の限り、後押ししていただきたいと思いまして、この質問についてはこれで閉じたいと思います。ありがとうございました。 続きまして、2点目、具志川総合グラウンド東側擁壁の環境整備に関連する事項について伺ってまいります。具志川総合グラウンド東側擁壁には、長年放置された雑木が擁壁にへばりついており、大木化しているため、運動公園としての景観を著しく損ねている状況にあります。そのため昼間でも薄暗く、遊歩道として市民が利用しづらい状態であります。そのまま放置した場合、擁壁の損壊も起こるのではないかとの心配の声も寄せられております。当局といたしまして、どのように対応していくのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 総合グラウンド側の剪定・伐採につきましては、今年度をめどに速やかに対応してまいりたいと考えております。歩道側の剪定につきましても、予算の確保の状況にもよりますが、同様に対応してまいりたいと考えております。今後も利用者が安心・安全に利用できるよう対応してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 早急に対応してくださるという前向きな答弁ありがとうございました。例年ですと、この時期にはうるま祭りを目前にして、公園周辺の樹木の剪定や、草刈り作業等がありまして、いつもきれいな状態にあるわけですが、それが今回はうるま祭りも中止になったということで、近隣住民にとりましても、少しその辺の環境整備のほうを不安に思っております。どうにか早急な対応をしてくれるということでございますので、よろしくお願いを申し上げまして、この件についても閉じたいと思います。 続きまして、3点目、市道5019号線ゲートボール場側の側溝に関連する事項について伺ってまいります。具志川総合グラウンドゲートボール場側の入り口から、むぎの子第二保育園方面へ向かう市道5019号線の側溝に蓋がされておらず、蓋の設置の相談が寄せられております。この道路は、歩道が設置されておらず、保育園の開園等もあり、車両の往来も多くなったことから、歩行者の安全が脅かされている状況にあり、車両の側溝への脱輪も度々発生しております。また当該道路沿いの擁壁にへばりついた雑木や、公園内の木々からの落ち葉などが溝に入り込み堆積するため、周辺住民による清掃も行われているが、溝の清掃は重労働であるため、何らかの改善策が必要と考えます。当局としてどのような対応をするのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の側溝は、市道具志川5019号線の具志川総合グラウンドゲートボール場側擁壁沿いに設置されております。当該側溝は蓋かけのできない形状でありますが、擁壁の基礎部分と一体型の構造となっており、側溝自体の取替えができないことから、蓋かけは厳しいものと考えております。落ち葉対策といたしまして、擁壁の雑木や公園内の樹木の剪定や除去を検討してまいりますので、地域の皆様には御理解をいただきますようお願いをいたします。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 蓋は設置できない形状ということでございます。再質問をいたします。当該市道には歩道が設置されていないため、歩行者への安全対策、車両の側溝への脱輪及び雑木等の伐採、側溝の清掃については、どのように対応していくのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 歩道の設置につきましては、先ほど答弁いたしました側溝の取替えを伴うことから厳しいものと考えております。車両の側溝への脱輪対策といたしましては、側溝沿いにポストコーンの設置を検討してまいります。また雑木等の伐採、側溝の清掃につきましては、先ほど述べましたとおり、擁壁の雑木や公園内の樹木について剪定や除去を検討することとしており、側溝の清掃につきましては、落ち葉等が堆積した場合に、情報提供をいただければ対応したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) この件につきましても、側溝の蓋かけはできないのですが、清掃等については対応するということだと思いますので、そのように情報提供をして、清掃作業に当たってくださいますよう御要望申し上げます。これについても以上で終わります。 続きまして、4点目、具志川小学校校舎改築に関連する事項について伺ってまいります。第136回定例会において、比嘉議員の具志川小学校校舎改築に関する質問への答弁の中で、審査結果に基づいて、令和3年度に設計、令和4年度に仮設校舎をグラウンドに建築し、既設校舎を解体、増改築事業を行う予定との答弁がありました。この事業が予定どおりに進んだと仮定した場合、グラウンドが使用できない期間がどの程度と想定しているのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 現段階におきましては、仮設校舎の建築から始まり、新校舎完成、仮設校舎解体後のグラウンド整備までの期間を想定しますと、グラウンドの使用ができない期間は、約32か月程度を見込んでおります。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 約32か月、もう3年近くグラウンドが使えない状態が見込まれているということでございます。子供たちにとりまして、グラウンドが長い間使えないというのは、大変つらい状況だと思います。 そういった観点からも次の質問に移らせていただきます。具志川小学校には隣接する広大な土地があります。その土地を借り上げるなどして、そこに仮設校舎の建築、または仮設グラウンドとして活用する考えはないか、お伺いいたします。
    ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 議員から御指摘のとおり、具志川小学校に隣接する広大な土地があり、今後、計画の段階でその隣接地が活用可能かも含めて検討したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) この広大な土地についてですけれども、長年公園予定地として網がかぶったままで、全く使用されていない状況にございます。運動場や学校内へのハブの侵入や、様々な課題もその広大な土地からの弊害としてあります。そこを借り上げて校舎の建築や仮設グラウンドの設置ができれば、今までと変わりなく子供たちが学校生活に臨めると思いますので、どうかこの件につきましても前向きに検討を願いまして、どうにか広大な土地の活用を、これからまだ時間はございますので、検討をしていただきたいと思います。この件につきましてもこれで閉じたいと思います。 続きまして、5点目、うるま市プレミアム商品券発行事業に関連する事項について伺ってまいります。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、低迷する地域経済を踏まえ、大きな影響を受けた市内事業者の支援及び地域消費者の購買意欲拡大等による地域経済の活性化を図ることを目的として、プレミアム商品券発行事業及び株式会社沖縄銀行と提携したうるま市e街ギフト、うるま市キャッシュレス化推進事業が執り行われます。市民からも期待される両事業ですが、今回は主にプレミアム商品券発行事業について伺います。まずはその実施内容についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 プレミアム商品券の内容といたしましては、1冊当たり7,500円の商品券を5,000円で販売、プレミアム率は50%となっております。販売冊数は10万2,600冊を予定しており、発行総額は7億6,950万円となっております。取扱店全てで利用可能な5,000円分と、利用可能事業所を小規模事業所に限定したプレミアム分2,500円分とすることで、新型コロナウイルスにより経済的に打撃を受けた市内の小規模事業所等への経済循環を高めることを狙いとしております。対象者については、市内に居住する世帯で1世帯当たり2冊を限度とした購入が可能となっております。令和2年9月4日金曜日時点で市内に居住されている世帯には、引換券と案内文を送付いたします。また令和2年9月5日から令和2年10月30日までにうるま市内に転入し、居住している世帯も令和2年10月30日までに、うるま市商工会へ申請することにより対象者となります。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) プレミアム率50%、大変魅力的な商品券だと思います。我が家は7人家族であります。この券をめぐる争奪戦が心配であります。 再質問をいたします。ただいまの答弁において、各世帯に引換券と案内文を送付するとありましたが、その宛名は誰なのか、引換券にも氏名が記載されているのか、代理人または他人でも購入が可能なのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 引換券と案内文送付時の宛名につきましては、世帯主となっております。また引換券についても同じように世帯主名が記載されることとなっております。代理人または他人でも購入可能なのかという御質問ですが、プレミアム商品券の購入については、引換券と購入金のみ必要となっておりますので、世帯主本人でなくても購入可能となっております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 確認できました。我が家の場合、同居する101歳になる祖母が世帯主であり、ただいまの答弁で引換券と購入金があれば誰でも購入可能とのことで、手続が簡素化され、気軽に購入できて便利なことが確認できました。しかし、その反面、何らかのトラブルがあった場合の対策として、身分証等の確認程度は必要だったのではとも感じました。 続いての質問にまいります。加盟店の登録、要件、費用について伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 加盟店登録については、取扱店登録申請書をうるま市商工会に提出していただくことで、登録可能となっております。要件につきましては、市内事業者に限定をしております。また費用については、商工会会員は無料、非会員については個人事業者3万円、法人事業者5万円となっております。今回のプレミアム商品券発行事業は、地域経済団体である商工会が市補助金を活用して実施している事業であり、この事業に参画する場合は、商工会会員と同等の負担を非会員にお願いしていると伺っているところでございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 再質問をいたします。取扱加盟店の対象となる市内事業所の総数及び現時点の登録申請数について、さらに目標数についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 市内事業者の総数については、これは平成28年経済センサス調べでございますけれども、4,543件となっております。現時点での登録申請件数は、9月25日時点で205件となっております。目標数といたしましては、加盟店500店としておりますが、募集を8月末から随時申請を受け付けておりますので、より多くの市内事業者が加盟していただけるよう、周知も含め進めているところでございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 目標数の半分もまだ満たしていないということでございますので、より多くの事業所に丁寧に説明をいたしまして、加盟店を増やしていただきたいと思います。 再質問をいたします。商工会会員は無料とのことですが、新型コロナウイルス感染症拡大により打撃を受けた商工会非会員の事業所について、申請費用の個人事業者3万円、法人事業者5万円が重荷との声もあります。そこでこれから商工会会員になった場合も利用対象となるのか、その場合の費用負担は幾らなのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 今回のプレミアム商品券発行事業の加盟店登録の際に、商工会会員になった場合も利用対象となります。また商工会会員になる際の費用負担については、加入金と年間費の負担がございます。加入金は1万円で、年間費については従業員数によって変動があり、個人事業者の年間費については、8,000円から1万7,000円の範囲となっており、法人事業者の年間費については、1万7,000円から4万4,000円の範囲になっていると伺っているところでございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) これから商工会会員になった場合も利用対象とありましたが、個人事業者の場合、加入金、年間費合わせて約1万8,000円程度から2万7,000円とのことでありますが、先ほどの非会員個人事業者3万円からしますと、最も低い場合は大幅な費用圧縮となりますので、その辺もしっかり丁寧に説明をしまして、より多くの市内事業者が加盟していただけるよう勧めていただきたいと思います。 再質問をいたします。登録できない業種についてはどうなっているのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 今回のプレミアム商品券発行事業につきましては、コロナの影響による経済対策として行っていることから、できるだけ多くの市内事業者に活用していただきたいと考えておりますので、業種につきましては、特に制限を設けておりません。商品券の利用対象とならないものとして、制限を設けているものがございますので、その対象とならない業種は不動産業、金融業、郵便局、性風俗関連特殊営業等となっております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 再質問をいたします。 商品券販売、購入、使用期限についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 商品券の販売期間につきましては、令和2年10月1日から令和2年10月31日までとなっております。購入場所につきましては、コロナの影響もあることから、できるだけ密集を避けることを踏まえまして、大型商業施設であるイオン具志川店、サンエー具志川メインシティ、サンエー石川シティの3施設とうるま市商工会の勝連本所及び石川支所の5か所となっております。また商品券の利用期間につきましては、令和2年10月1日から令和3年2月28日となっております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 再質問をいたします。 不正防止対策等についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 不正防止対策シリアルナンバーでございますが、今回の事業の不正防止対策については、販売場所を特定するための通し番号をはじめ、印刷以外では、表示不可能な蛍光塗料やラインなどを使用することで、偽造防止や不正防止対策を施しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 不正防止についても万全というふうに受け取りました。 再質問をいたします。加盟店への支払いはどのような流れになるのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 加盟店への支払いにつきましては、利用済み商品券を持って、商工会窓口にて換金申請をしていただきます。その後、加盟店指定の口座へ商工会から振り込まれる流れとなっており、振り込みの時期といたしましては、換金を申請した週の翌週末となっております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 支払いについては、商工会窓口まで出向かなければならないため、真栄城議員の質問にありましたe街ギフト電子プレミアム商品券の自動決済に比べれば、少し煩雑ではありますが、こちらは何と言っても50%のプレミアム率は消費者にとって大変魅力的であります。2つの事業を併せて活用することで、市内事業者の来客・収入を向上させ、事業回復の起爆剤となるよう、いま一度市民への同商品券の購入促進及び市内事業者への加盟促進の取組強化を要望申し上げ、この質問については閉じたいと思います。ありがとうございました。 最後の項目になります。6点目、「貯歩っとレース」歩数を増やして健康づくり事業に関連する事項について伺ってまいります。当事業の目的、事業概要についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 うるま市の平成30年度特定健診40歳から64歳までのBMI結果において、全体の39.4%、男性47.3%、女性31.5%が肥満に該当しております。この数値は、県内11市のうち6番目の数値となっております。そのような状況は、将来的に高血圧や糖尿病などの生活習慣病へ直結するものであり、その改善が急務であります。貯歩っとレースは、そのような状況を改善するきっかけとするため、副市長をリーダーとする健康増進事業庁内連絡会の承認事業として、昨年度から市役所職員を対象として実施しております。実施の目的は、日常生活の中で最も手軽な身体活動、歩くという行動で、運動量を増やし、歩数計などを用いて自身の行動を意識し、健康への動機づけとしております。本企画の留意点は、ウオーキングシューズ、ウエアを着用し、本格的なウオーキングではなく、生活の中でちょっとだけ歩数を増やすことを心がけるということが最大の目的だと考えております。また今年度からは市役所職員にて実施することと併せて、市内全自治会長へ対し、実施を呼びかけております。将来的に市民全体へ波及することを期待しております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 大変すばらしい取組だと思います。現在は役所職員及び市内全自治会に対して、自治会対抗戦が行われているということを確認いたしました。 質問に入ってまいります。昨今のコロナ禍において、自粛生活の長期化に伴い、コロナ太りという言葉もよく耳にするようになりました。どこの自治体においても医療費の増大が財政を圧迫しており、肥満や生活習慣病の予防対策は急務であり、うるま市においても喫緊の課題であります。目的にもありますように、日常生活の中で手軽な歩くという行動で、運動量を増やし、歩数計などを用いて、行動を意識し、健康への動機づけをする、この貯歩っとレースはそのような状況を改善する有効な施策と考えます。これまでの実績及び効果についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本企画は昨年度市長以下全職員1,106人が参加しております。本企画終了後のアンケート結果として、この企画をきっかけに自前の歩数計を購入、終了後もセルフ貯歩っとレースを続けている。歩数計を意識すると階段を使う頻度が増えた。駐車する場所を遠くにし、歩くことを心がけたなどの意見が寄せられております。ちなみに庁内各課の順位は、1位が消防本部警防課1日当たりの平均歩数が1万105歩、2位が石川消防署1日当たりの平均歩数が9,967歩、3位が与勝中学校1日当たりの平均歩数が9,657歩でございました。個人的に歩数の多かった職員は、1日平均約2万9,600歩という職員もございました。その他の効果として、自治会長をはじめ、地域住民が自らの地域を歩くことで、児童・生徒の登下校時の見守りや、空き巣などの犯罪防止につながることを期待しております。歩くことで、地域住民の健康維持と併せて、地域安心・安全の確保を期待したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 予想といいますか、1位がやはり消防、2位も消防、3位は与勝中学校、教育です。言い出しっぺの市民部関連はどうだったのかとちょっと気になりますが、そこはまた後で資料を請求して確認したいと思います。 質問にまいります。健康増進のための適正歩数についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 健康日本21において、男女別、年齢別の適正歩数は、20歳から64歳までの男性で1日9,000歩、同じく女性で8,500歩であります。また65歳以上の男性は1日7,000歩、同じく女性で6,000歩と定められております。しかし、沖縄の現状としましては、それぞれ適正歩数から約1,700歩程度足りない状況となっております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 続いての質問にまいります。この事業も最終的には多くの市民に広げていかなければ何の意味もありません。より多くの市民に参加していただくよう、市民に向けた周知、広報はどんな取組を行うのか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本企画は市内事業者や市民へ対する周知として、広報紙やホームページを活用しております。また自治会長へ対しては、事務委託連絡会議で周知を図っている状況でございます。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 歩数ポイント、健康ポイントの付与について伺ってまいります。歩いたり、健康診断を受けるなどの自発的な健康づくりで、ポイントを貯めて、商品などと交換できる健康ポイントシステムを導入する自治体が全国で増えているようです。歩くことで貯めたポイントが商品や抽選券などと交換できるというお得感が動機づけとなり、日頃はあまり運動をしないという人にも効果があると実証されているようです。全国の自治体の優良事例を参考に、うるま市独自のお得に、楽しく、無理せず、健康ポイント付与制度を活用した健康寿命延伸プロジェクトの導入についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 歩数ポイント、健康ポイント付与については、個人賞、最高歩数者賞、表彰状、記念品などの進呈、県内の健康づくりに取り組む団体等を表彰する「がんじゅうさびら表彰」へエントリーすることなどを検討しております。しかし、将来的な目標としては、特典などがなくても健康うるま21の目標を設定してあるように、自分の健康は自分で守るという意識の醸成を図り、歩くという身体活動を継続することが最も重要な課題であると考えております。 ○議長(幸地政和) 天願久史議員。 ◆11番(天願久史議員) 確かに将来的には特典がなくても、自らの健康は自らという気持ちでできるかと思いますが、まず入り口は、ちょっとニンジンをぶら下げると人間は、動物は動きたくなると思います。その入り口はしっかりとそういうポイントやいろんなものを設けて、取り込んで参加して歩くことが楽しくなってきますと、自主的に歩数を増やして、健康長寿へ向けて努力していくと思います。ぜひその辺については、検討していただいて、より多くの市民に参加していただける貯歩っとレースを展開していただきたいと思います。実際、私も現在自治会対抗の貯歩っとレースに、区民として参加しております。ただ、参加するだけではなく、また最近のスマホ、携帯電話には専用のウオーキングアプリが多数搭載されております。そのいろんなアプリを活用してやることで、いろんな恩恵、商品券とか抽選券等ももらえる、いろんなアプリもございます。その辺の案内もしながら、この事業を大いに進めていただきたいと思います。ちなみに私のライバルは、この議会にもおります、イニシャルS・M議員でございます。彼はときたまウオーキングに出た際には、私に今日はこれだけ歩いたという証明を送ってくるわけです。負けてはいけないから、私はこれを見た後、彼を上回る歩数を夜から稼いで、常に私が上回っております。ということで、この事業の今後の成功が将来のうるま市の健康長寿社会をつくり上げていくと思いますので、引き続き調査・研究をしていただきたいと思います。本日、私の一般質問はこれにて閉じたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(15時31分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(15時48分) ○議長(幸地政和) 再開します。 お諮りします。本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長したいと思います。これに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) 異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決定いたしました。 次の質問者、金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 議長、休憩をお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(15時49分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(15時49分) ○議長(幸地政和) 再開します。 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 市民の皆さん、そして当局の皆さん、こんにちは。本日の最後の質問になります。どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。 大きい項目1、防災対策について。9月1日は防災の日でありましたが、沖縄本島は台風による風水害や土砂災害が発生しやすい自然環境にあり、東日本大震災や熊本地震の発生、最近では九州豪雨被害や沖縄では立て続けでありましたが、非常に強い台風第9号、最大瞬間風速70メートルと予想され、多くの避難者、そして停電被害がありました。そこでお聞きしますが、女性、男性では受ける影響に違いがあると思います。ジェンダー平等の視点から配慮した避難所の運営、避難生活の支援について伺います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えします。 ジェンダー平等の視点から配慮した避難所の運営につきましては、各自治会や自主防災会に向けての防災研修会を開催する中で、最初に更衣室や授乳室の確保について検討することが重要であることを伝えてございます。また避難所の運営は、避難者による自治を原則としておりまして、男性ばかりが避難所の運営を行うとどうしても女性にとって難しい運営となるため、避難所の運営に当たり、女性の方々の積極的な参加を促すとともに、それぞれの個性に合わせた運営協力が必要であることもお伝えしております。特に女性や子育て家庭のニーズに配慮した避難所の運営については、女性専用の物干し場、更衣室、授乳室の設置や、生理用品等の女性による配布、避難所における安全の確保など、生活環境に注意を払い、常に良好な環境を維持することが重要だと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 企画部長、生活環境に注意し、良好な環境が重要とのことでありましたが、内閣府の男女共同参画局から、今年5月に自治体が取り組むべき事項が公表され、災害の段階ごとに取り組む事項、備蓄や避難所のチェックシート例が盛り込まれ、とても細かく公表されていますので、ぜひ参考に取り組んでください。よろしくお願いいたします。 (2)に移ります。足が不自由な方など、難聴で避難指示が難しい高齢者や、障がい者の避難支援対策について伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 避難時に自ら避難することが困難な高齢者や障がい者などの要配慮者の避難対策については、避難行動要支援者名簿に登録し、避難計画に基づいて、避難支援を行うことになります。避難支援に当たっては、地域住民、自主防災組織及び民生委員などの支援者の協力を得て、避難情報の伝達、安全な場所への誘導及び安否確認を行います。また避難支援は、公助のみならず自助及び共助による避難支援体制づくりを推進し、平時から避難訓練等を繰り返し行うことが円滑かつ迅速な避難支援につながるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 耳の聞こえない人や、聞こえにくい人が手話や、文字、音声(通訳オペレーター)、電話リレーサービスが2021年度から実施、公的な制度として始まりますが、本市としてどのように取り組んでいくのか、お聞かせください。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 電話リレーサービスは、聴覚障がい者や言語機能、または音声機能障害により、音声言語により意思疎通を図ることに支障がある者と、庁舎を電話リレーサービスセンターにいる手話通訳者等の通訳オペレーターが手話や文字と、音声等を通訳することにより、電話で即時双方向につなぐサービスであります。平成25年9月から公益財団法人日本財団が電話リレーサービスの無償提供プロジェクトを実施しておりますが、令和3年度から国の制度として、新しく始まるため、令和3年3月末にサービス終了が予定されております。なお、現在電話リレーサービスセンターは、日本財団から助成を受け、全国11事業者がサービスを提供しており、沖縄県内では沖縄聴覚障害者情報センターと株式会社アイセックジャパンの2事業者がサービスを提供しております。株式会社アイセックジャパンは、うるま市と名護市に電話リレーサービスセンターを設置しております。2021年度から国の制度として始まる公共インフラとしての電話リレーサービスにつきましては、現時点では県・国から正式な通知がないため、情報は把握しておりません。今後、国・県から通知がございましたら市民及び関係機関等へ周知してまいります。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) (3)に移ります。避難行動要支援者(災害時要援護者)登録制度について概要を伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 避難行動要支援者の登録制度とは、災害時において自ら避難することが困難な高齢者や障がい者等の要配慮者の対して、避難支援、安否確認等を円滑に実施するため、あらかじめ避難行動要支援者の情報を登録するものです。避難行動要支援者名簿に登録された情報は、災害時には自治会、民生委員・児童委員、警察、消防などの避難支援者と情報を共有し、円滑かつ迅速な避難支援に活用されます。また本人の同意を得た上で、地域の支援団体と情報を共有し、日頃の見守り活動や防災訓練など、地域支援活動に活用されます。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 登録人数、周知方法について伺います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 現在、避難行動要支援者の名簿登録人数は298人です。また周知方法に関しましては、随時新たに要介護認定や、障害手帳の認定を受けた方などが申請窓口に来庁した際に、関係部署の窓口にて周知を行っております。なお、本年度新たにうるま市避難行動要支援者名簿取扱要綱を制定し、避難行動要支援者名簿の作成を予定しております。避難行動要支援者の要件に該当する要配慮者を対象に、外部提供同意書と制度説明の周知チラシを同封し、送付する予定でございます。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 福祉部長、大分県の別府市では、避難行動要支援名簿を作成し、個別支援計画も作られるという先進事例が出ています。今後、本市としても参考に活用できればと思っていますので、よろしくお願いいたします。 次に(4)に移ります。観光等で訪れる外国の方々などの避難掲示看板や避難掲示パンフレット等について伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 沖縄県内において大規模な災害が発生した場合、空港、港湾、道路などが復旧するまでの間、外国人観光客を含む観光客がうるま市内に足止めになり、観光避難民になることが想定されております。このため観光避難民に対する防災対応を支援することで、安全・安心な観光地の形成を促進し、うるま市の観光振興に資することを目的に、観光客のための避難誘導マップの多言語化に取り組んでいるところでございます。多言語避難誘導看板につきましては、関係各課と協議しながら、今後検討していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 避難誘導マップ(多言語)の中にQRコードを設け、本市の避難所等の情報、避難所の位置を案内する考えはあるのか。また観光施設等、観光地、港、バス、タクシーにおいてQRコードを活用した防災情報を周知する考えはあるのか、伺います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 現在想定しております観光客のための避難誘導マップにつきましては、観光及び防災に関する情報を多言語で案内する内容となっております。QRコードをどのように活用するかにつきましては、現在、検討を行っておりますが、予算との関係もあることから、観光防災力強化支援事業の枠内で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 企画部長、今後検討してまいりたいということでありましたが、誰もが分かりやすい、見やすい掲示看板、そして避難掲示パンフレットについて、ぜひ取り組んでくださいますようお願いいたします。 次(5)に移ります。土砂災害警戒区域に指定されている地域について伺いたいと思います。8月26日6時頃、うるま市防災避難アラート警報で大雨による土砂災害警戒レベル4の大雨警報、土砂災害などが発令され、土砂災害警戒地域に指定されている学校の公文内容の中には、災害及び警報等発令等における生徒の登校等について、暴風警報、津波警報、大津波警報、または特別警報についての内容でありますが、土砂災害警戒地域に指定されている学校の対応では、今回、普通登校、10時に途中で下校となっておりましたが、今後、学校休校、休園基準について記載が必要と考えますが、当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 現在土砂災害避難勧告地域にある学校におきましては、県と気象庁が共同で発表している土砂災害警戒情報及び大雨警報を踏まえ、学校、教育委員会と市の防災基地渉外課で連携を図り、登校後であっても学校現場の状況に応じ、児童・生徒の安全確保を最優先に校長の判断により、早下校及び休校措置を取っております。議員から御指摘の土砂災害に関する情報についての保護者への周知につきましては、防災基地渉外課と調整し、基準について整備をした上で、学校と連携・調整を図っていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 県と気象庁の共同により土砂災害警戒情報、そして大雨警報、土砂災害を基に連携していくとのことで、早めに判断基準についても分かりやすく情報提供できるようにお願いいたします。 大きい項目2に移ります。新型コロナウイルス感染症対策について。市内の社会福祉施設において、利用者、施設職員、保育に勤務する職員の新型コロナウイルスに感染したことを受け、重症化リスクの高い高齢者施設で感染が広がると、介護崩壊から医療崩壊につながりかねない。今後クラスターが発生して、重大な被害が出る前に、行政としても介護施設、福祉施設、保育園、幼稚園、学校などの集団感染リスクの高い施設に勤務する職員等への定期的なPCR検査等について伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 市内の社会福祉施設におきましては、現在利用者または施設職員が新型コロナウイルスに感染したと判明した場合、保健所が濃厚接触者に関する調査をし、利用者や施設職員を特定したPCR検査を実施しております。また保健所と連携した病院におきましては、その施設の感染疑いのある利用者、施設職員について対象者を幅広く捉えた保険診療によるPCR検査を実施しているところです。 議員から御質問の集団感染リスクの高い施設に勤務する職員等への定期的なPCR検査等につきましては、厚生労働省から8月28日付で、県に対して「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」が通知されております。その中で、感染者が多数発生している地域や、クラスターが発生している地域においては、その期間、医療機関、高齢者施設等に勤務する者。入院、入所者全員を対象に、いわば一斉定期的な検査の実施を都道府県に対して要請するとありますので、今後、市といたしましても、国・県の動向を注視しながら検討していきたいと考えております。
    ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 保育所等につきましては、緊急事態宣言時においても原則、開所していることから、職員等の感染リスクは高いものであると認識しております。保育所等における定期的なPCR等検査について、県に確認しましたところ、現在、重症化リスクがより高い年齢層の方や医療機関、高齢者施設等の職員が優先されている状況であるとのことでございました。市内の保育所等職員や園児が新型コロナウイルス感染症の疑いや濃厚接触者と判明した場合、保育所から保健所へ連絡し、対応することとなっており、市といたしましては、感染拡大防止対策を徹底して行い、集団感染を起こさないよう周知・指導しているところでございます。沖縄県においては、令和2年9月9日付で、厚生労働大臣へ「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の増額及び弾力的運用等についての要請」の中で、PCR検査等については、さらなる検査体制の強化を要望しており、今後、国・県の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) 学校職員へのPCR検査についてお答えいたします。 現在、学校の教職員につきましては、保健所が濃厚接触者と判断し、新型コロナウイルス感染の疑いがあると認められた場合には、PCR検査を受けております。集団感染リスクの高い施設に勤務する職員等への定期的なPCR検査等につきましては、厚生労働省から8月28日付で、「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」が通知されております。その中で、国が一斉定期的な検査の実施を都道府県に対して要請する対象は、医療機関、高齢者施設等に勤務する者、入院、入所者全員となっております。また同通知では、学校の教職員への定期的なPCR検査についての規定はございませんが、地域における感染状況を踏まえ、感染拡大を防止する必要がある場合には、現に感染が発生した店舗、施設等に限らず、地域の関係者を幅広く検査することが可能であることを明確にし、都道府県に対し、積極的な検査の実施を要請すると示されております。このことから教育委員会としましても、今後、国や県の判断を注視していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) ただいま各所管する対応について質問させていただきましたが、厚生労働省から8月28日付で、県に「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」が通達されたことを受けたとありました。本市では、社会福祉施設で感染者報告で、8月12日に判明、そして保育園では8月10日に判明されています。また学校、保育等については、重症化リスクが高い年齢層の方が優先されるということでありましたが、また保育士、保護者でも不安が多かったのではないかと思われます。県は9月9日付で、厚生労働大臣へ交付金の増額、そして検査体制の強化が要請され、学校などについては厚生労働省から通達がされ、本市では第1波の新型コロナウイルスの感染が少ない状況でありましたが、職員の皆さんも対応に追われたのではないかと思われます。定期的なPCR検査等については、国・県の動向、そして注視しながら検討ということでありましたが、私も確認できましたので、この件については質問を終わります。 (2)に移ります。インフルエンザ予防接種の助成を拡充することについて質問させていただきます。予防接種法、公衆衛生の観点から、伝染のおそれがある疾病の発生、蔓延を予防するために健康被害の迅速な救済を図ることを目的とされております。インフルエンザは、通常11月から12月に流行し、1月から2月にピークを迎え、特に今期は新型コロナウイルスインフルエンザとの同時流行が懸念され、医師も診断することが難しいとされています。厚生労働省報告によると、10月1日から65歳以上が対象とされておりますが、10月26日以降、医療従事者、生後6か月から小学校2年生、妊婦、基礎疾患を有する方と報告されています。ではお聞きします。本市では生後6か月から小学校2年生までの人数、そして妊婦の人数、基礎疾患を有する方の人数について、また助成することについて伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) インフルエンザ予防接種についてお答えいたします。 本市の8月末時点におけるゼロ歳から小学校2年生に相当する8歳までの人数は1万1,868人、また妊婦は年平均約1,300人となっております。基礎疾患を有する方のデータの参考資料としまして、2020年6月の国民健康保険診療分より74歳以下で心臓、腎臓、呼吸器、免疫不全等で受診された件数は4,963件でございました。厚生労働省は今期のインフルエンザワクチン供給量については、最大で6,300万人分としておりますが、例年以上の希望者が見込まれることから、不足する事態を想定しており、現行の定期予防接種の対象者である65歳以上の方と60歳以上65歳未満の心臓、腎臓、呼吸器、免疫不全等の機能障害のある方が確実に接種できるよう10月1日からの優先的な配慮への協力をお願いしております。また定期予防接種以外で接種を希望される方には、10月26日以降の接種を呼びかけております。 このような中、本市におきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、インフルエンザ予防接種の助成拡充を10月より予定しており、助成の対象を現行の65歳以上から50歳以上に拡充する予定でございます。拡充につきましては、中部地区医師会等からの要請もあり、その中には万が一ワクチンが不足となる場合に対象を選定する優先順位の考え方として、新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、特に50代以上の基礎疾患を有する方は重症化するリスクが高いと示されており、拡充対象者の範囲の判断に至っております。生後6か月から小学校2年生並びに妊婦につきましては、助成の予定はございません。本市といたしましては、重症化リスクがより高い年齢層の方から助成を行うとともに、引き続き市民への感染予防に有効とされる手洗い、うがい、マスク着用、3密を避けるなどの啓発を行ってまいります。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 受験生を対象に、中学3年生のインフルエンザワクチン接種費用の助成について伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 中学3年生につきましては、冬場のインフルエンザなど、感染症の流行期と受験の時期が重なるため、各中学校においては受験に向けた健康管理などの指導も行われていると伺っております。議員から御提言の中学3年生を対象としたインフルエンザ予防接種の助成拡充につきましては、予定はございませんが、本市としましては、市民向けの感染予防の啓発を図ってまいります。御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 行政ができることは重症化や医療現場の逼迫などを防ぐためにも国が対象としている生後6か月から8歳まで、さらに3密の中で受験を控える中学3年生、妊婦、基礎疾患を有する心臓、腎臓、呼吸器、免疫不全など特定の患者の方々にも助成すべきだと思います。9月25日の新聞報道によると、那覇市では高齢者に全額助成、小学2年生以下も対象となり、妊婦も対象となる見通しで、新型コロナウイルス対策でも全額助成、読谷村も行われ、本市でも行うべきだと思います。見解を伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 本市といたしましては、市の全体的な新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の効果的な活用として、感染すると重症化するリスクの高い高齢者層を優先的に助成していきたいと考えております。御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 納得しておりませんが、臨時交付金活用で助成していく那覇市、読谷村、自治体によっては今後ばらつきが出てくるということで、本市としても真摯に受け止めるべきではないでしょうか。 次に移りたいと思います。(3)市内の保育士等へ慰労給付金支援について伺います。沖縄県の緊急事態宣言が発令され、8月1日から15日、さらに2週間延長、8月29日まで決定され、本市では家庭保育が可能な世帯の協力依頼をするなどの対策を行ったと思います。仕事の都合上、どうしても仕事が休めない世帯への対応としては、園は開所しないといけない。不安環境の下、本市では園児の感染報告はなく、保育士等も精いっぱいの感染症対策を図りつつ保育を行ったと思います。ではお聞きします。県外、県内の一部でも、保育士等への慰労給付金支援の取組が行われておりますが、本市としても慰労給付金支援を行うべきと考えます。そのことについて伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) 新型コロナウイルス感染症対策について、市内保育士等へ慰労給付金支給についてお答えいたします。 感染リスクがある機関においても原則開所して、保育業務に従事していただく保育士に対する支援につきましては、沖縄県内全ての市町村の共通の課題であると考えております。県は、令和2年9月9日付で、厚生労働大臣へ要請した「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の増額及び弾力的運用等について」の中で、保育所、放課後児童クラブ、児童養護施設等に勤務する職員についても慰労金の支給を検討対象とすることと要望されており、市といたしましても国・県の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 県内では北谷町や金武町が慰労給付金支援をされています。本市では様々な市独自支援策を行っておりますが、慰労給付金支援についても対応はできないのか伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 市独自の給付事業につきましては、保育士等のほか、子育て関連施設へ従事する職員に対しては、他の新型コロナウイルス感染症対策の施策も含め、全体的に検討が必要であると考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 国・県の動向を注視しながらということでありましたが、もし市独自の給付事業とした場合、慰労金の支援は収入とみなすのか、伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 国税庁のホームページにて、「新型コロナウイルス感染症対策に関連する税務上の取扱い」として、新型コロナウイルス感染症対応従事者への慰労金は収入とみなさず、非課税となっていることから、市独自の給付事業とした場合においても同様な扱いになると考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 最後に、国・県の動向を踏まえ、市独自支援の検討もお願いし、次の質問に移りたいと思います。 大きい項目3、教育について。(1)情報機器整備事業について質問させていただきます。2019年12月に閣議決定された、子供1人に1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを全国の小・中学校に整備するため、予算を決定されました。本市のホームページにも掲載されておりますが、GIGAスクール構想により文部科学省からということで、保護者各位へ各家庭のWi-Fi環境調査の公文が届いたと思いますが、集計結果について伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本年5月から6月にかけて、市内小・中学校を通じて、遠隔学習支援事業に向けた実態調査を行い、各家庭のWi-Fi環境等について把握しております。その調査の結果、インターネットが使える環境が整っていると回答した家庭は8,682世帯で、全回答者の90.6%、整っていないと回答した家庭は898世帯で、全回答者の9.4%となっております。また家庭で子供が使用できるパソコンやタブレットの有無につきましては、「はい」と回答した家庭は6,350世帯で、全回答者の71.3%、「いいえ」と回答した家庭は2,555世帯で、全回答者の28.7%となっております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 調査の結果、Wi-Fi環境が整っていない家庭が9.4%、約900世帯ということが明らかになりましたが、教育委員会は児童・生徒一人一人の端末を整備するに当たって、このことをどのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会においては、GIGAスクール構想の実現に向けて、端末の整備を鋭意進めているところでございます。GIGAスクール構想の第一の目的は児童・生徒及び教員が通常の学校生活において、情報端末を活用することで、これまで以上に学習効果を高めることにあると考えております。一方で、今回のGIGAスクール構想におきましては、コロナウイルス感染症の感染拡大により、臨時休校となった場合には、整備した端末を家庭に持ち帰ることも想定しております。また今回整備する端末はクラウド上で運用することを基本としているため、Wi-Fi環境は必須となっております。今後、感染拡大等で学校が臨時休校となった場合には、家庭にWi-Fi環境がない児童・生徒につきましては、分散登校の方法により密を避けて、学校で受け入れることで、学習の継続を図っていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 Wi-Fiルーターの整備についてどのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 国の補助事業においては、家庭学習のための通信機器整備支援として、自治体がモバイルWi-Fiルーターを整備し、これをWi-Fi環境を整えることが困難な世帯に貸与することができるとしておりますが、本市においてはこの事業の活用は予定しておりません。その理由としまして、国の補助メニューではモバイルWi-Fiルーター等の通信機器は補助の対象となっておりますが、通信費は補助の対象外となっておりまして、通信費は保護者、または自治体が負担することとなります。通信費につきましては、仮に月額2,000円として計算した場合、900世帯の利用で、1月に180万円の経費を要するため、本市としては、この通信費を長期的に負担、維持することは困難であると考えております。また一般的なWi-Fiの通信契約では、データ容量、通信速度などの制限が設けられていることもあり、契約条件が家庭学習に適しているか、慎重に検討する必要があります。そのため本市としましては、Wi-Fi環境が整えられない世帯に対しては、通信機器を貸与する方法ではなく、分散登校の方法により、学校において大人の支援を得ながら学習を継続することが現実的かつ効果的であると考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 通信費について約900世帯の利用で、1か月180万円の経費ということでありますが、通信料の負担は自治体の裁量になるのか、お聞かせください。そして要保護世帯等についてはどのようになるのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 国の公立学校情報機器整備費補助金に関する自治体向けFAQにおいて、通信費の負担については、本事業は通信機器の購入費を補助するものであり、補助対象外である通信費の契約の主体や費用を負担するものまで拘束するものではありませんとの考え方が示されております。よってモバイルWi-Fiルーターを整備した場合の通信費の負担については、各自治体で判断することとなるものと考えております。また保護世帯に関しては、教育上必要となる各家庭の通信費については、生活保護の教育扶助、または生業扶助の対象となっております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 これまでの答弁の中で、分散登校ということでありますが、どのような分散登校計画なのか、お聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 分散登校の趣旨としましては、新型コロナウイルス感染症対策のために学校が臨時休校となった際、Wi-Fi環境がない、あるいは自宅でICTを活用した学習ができない児童・生徒が多数いた場合に、感染予防の観点から児童・生徒の登校を分散させ、学校のWi-Fi環境の下で、学習を進めることとなっております。分散登校の形態としましては、学年ごとや地域ごと等に分けて、曜日を変えて受入れる方法があるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 GIGAスクール構想に向け、特別に支援を要する子供たちや小・中学校に併せ、今後GIGAスクールサポーター等の配置も必要と考えます。配置人数についてお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会では、今年度ICT支援員を3人確保し、各学校の校務支援システム、パソコン教室等のICTを活用した教育をサポートしております。GIGAスクール構想の実現により、各学校のネットワーク整備及び端末整備が整った場合に、技術的なサポート及び学習面での活用に関して、今まで以上のサポートが必要になると認識しております。今後のICT支援員等の配置及びその人数については、関係部署と協議し、各学校をサポートできる環境を整えていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) (2)に移ります。コロナ禍の中、児童・生徒に適切な身体的距離の確保と学びを保障する少人数学級について伺いたいと思います。 今年は新型コロナウイルスの影響により、子供たちにとっても大きなストレスを抱え、短期間の夏休みもあっという間に過ぎました。コロナ禍の影響で、学校生活も大きく変わり、その中で新しい生活様式の実践例では、1人の基本的感染症対策として、身体的距離の確保と間隔はできるだけ2メートルから、最低でも1メートルは空ける。マスクの着用、手洗い、3密を避けるを挙げておりますが、ではお聞きしますが、本市の小学校、中学校1クラス当たりの人数について伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 沖縄県の小・中学校の1学級当たりの人数については、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律により、小学校1年生で35人、小学校2年生から中学3年生までが40人と定められております。また沖縄県では独自に学級編成の弾力化を実施する学校については、教員の加配措置があり、小学校1年生では30人、小学校2年生から中学校1年生までは35人学級が可能となっております。本市の1学級当たりの人数についての現状については、小学校では1学級平均27人、中学校では1学級平均32人となっております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問をさせていただきます。 コロナ禍の中で、子供たちはかつてない不安を抱える中でのケアと学び、感染防止の点で少人数学級の実現では、全国知事会、全国市長会、全国町村会より、文部科学省に対し、公立小・中学校で少人数学級を早急に導入するよう求める緊急提言書を連名で提出されており、「今後の学級編成及び教職員定数の改善に関する教育関係団体ヒアリング」意見概要に記載されています。本市としても少人数学級について見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 少人数学級の実現につきましては、本市では県の学級編成の弾力化に伴う研究指定校の指定に積極的に取り組むことで、1学級の平均人数を小学校で27人、中学校で32人を実現しております。また中央教育審議会では、新型コロナウイルス感染症対策として、3密を回避し、児童・生徒間の距離を確保する観点から議論が始まっております。少人数学級の整備がさらに進むことで、児童・生徒間の距離が保たれ、感染症対策になると同時に、児童・生徒一人一人に目が行き届き、個に応じたきめ細やかな指導が可能になると認識しております。今後、国の動向を注視していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 最後に指導部長、本市では小学校平均27人、中学校平均32人ということでありましたが、答弁の中で中央教育審議会で議論が行われるということでありました。2018年の文部科学省の調査でも小学校では144人に1人、中学校では27人に1人が不登校、今、学校現場では様々な問題を抱えた子供たちへの対応が求められ、答弁でもあったように、児童・生徒一人一人に目が行き届き、個に応じたきめ細やかな指導が可能となると認識はしているということでありましたが、私も生徒一人一人に目が行き届く環境になればと思っております。今後、国の動向も注視してくということでありましたので、以上で私の一般質問を終わりたいと思います。本日はありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 以上で本日の日程は終了しました。次回は、明日午前10時から会議を開きます。 本日は、これで散会します。  散 会(16時48分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    うるま市議会     議  長  幸 地 政 和     5番議員  金 城 加奈栄     7番議員  兼 本 光 治...